いよいよ最後の日。といっても明日まで一日残っているが、明日はバチカンに移動。ミサやパパ様との集団謁見。解放のときも近い。

昨日の二回目の講演は京都教区の大塚司教様。日本における宗教事情や諸宗教対話について一時間半。日本では、未信者の結婚式を教会でしていると聞いて、驚いたのか笑いが起こった。世界で唯一日本だけと知れば彼らにとってはまさに珍事。

講演が終わったら、僕に「おめでとう！」が数人から。親指を立てて「グー！」も数人。キリシタンが何世代にもわたって信仰を継承したこと、信徒発見じのエピソードなど、初めて聞くことばかりでみんな大喜び。

当局側もお疲れなのか、今日も午後はフリー。早速三宅さんに電話。二時から三時間近く話に花を咲かせての昼食。イエズス会誕生の「イエス教会」訪問。なんと、そこには、1622年作のキリシタン殉教の大作の絵も三点。

二世紀に建てられたというパンテオン。しっかりした柱やドーム型の天井。縦横34.4メートル。バチカンのドームはこれを模して作られたのだという。歴史の厚みは日本の比でない。これは脱帽。

夕食は浜尾枢機卿様のご招待とかで行きつけのレストランへ。7:30。久しぶりのご対面にここでも話に花が咲き、帰国を数日後に控えて、さすがに肉は控えたものの、イタリア料理三昧。羊？の乳でできたという真っ白いチーズも。帰り道、和田神父さんに付き合って大盛りのアイスクリームまでも。

帰ったらベジタリアンもマラソンも一からやり直し。

ともかく、午後のグループディスカッションが残っているものの講義は終了。われらが六グループは妙に連帯感が芽生えてお昼前に記念写真。置物のように動かない大道芸人も楽しかった。ローマからは今日でおしまい。読んでくれた皆さんありがとう。では日本で会いましょう。チャオ！