50周年の重みと未来
二年の準備を経て迎えた加世田・枕崎教会50周年。途中、特攻の町として栄えた知覧で昼食。「ほたる」という映画にもなった特攻兵たちの痛ましい宿命。ホタルになってまた帰ってくる。
明日は海の藻屑と消える若き特攻兵等が身を休めたという富屋旅館。メインメニュー「ほたる弁当」を四人で食べた。
「両教会で100名にも満たないのに、今日はその三倍の皆さんが来てくださってビックリ」と主任司祭。小さな教会が人で溢れ、窓を開放して、園庭が臨時の屋外聖堂に。十三名の司祭達と共に二時丁度にミサ。
床や壁が新しくなった園舎でのパーティーは新装オープンのムード。この日のために帰省した出身者や近隣の教会からの参加者で大にぎわい。沖縄舞踏が花を添えた。中でも印象深かったのは、地域の通り会の役員の皆さんの祝辞。
「私は、65才になる社長ですが、この年になって初めてミサというものに与りました。『壺の粉と瓶の油は尽きることはなかった』というお話し。自分だけの儲けではなく、従業員やみんなが幸せになって本当に自分も幸せになるんだと分りました。そのためには、キリスト様の教えをしっかり守って生ききる必要がある、というお話しだったと思いますが、私は信者ではありませんので、どうしたものかと・・・。」
「私は、自分らしく生きることが大事、というお話しになるほどそうだと思いました。そして、喜び、希望、感謝。私は、時々感謝が足りないように思いました。・・・。」
イエスさまが同席しておられたら、拍手しながら、「あなた方は神の国から遠くない!」と言われたに違いない。
ともあれ、50年の重みを実感すると共に、未来に夢を描くことが明日からの楽しい課題となるよう祈りたい。
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