殉教者達からのメッセージ
24-25日。高松教区の溝部司教さんをお迎えしての勉強会のテーマは「殉教の現代的意義」。
日本の殉教者は、名前が判明している人だけで5500名、名前の分からない人を入れると約2万人だという。そんなおびただしい数の殉教者達は全員神の元で憩っているという点では、有名、無名の差はない。しかし、見える教会に生きる私たちにとっては福者と聖人の区別がある。
日本26殉教者は1863年、教皇ピオ九世により列聖。1867年には205名の殉教者が福者に。今年11月23日には新たに188名が列福の予定だ。
188名中年齢が分らない人は多いが、10歳以下の子供が21名もいるのに驚かされる。最年少は1才。司祭は4名。修道者1名。後は一般信徒。
司祭追放後も迫害の嵐の中で信徒は増え続けた。いわゆる基礎共同体としての組制度で相互扶助のネットワークが確立していたのだという。しかし、この制度も、一人の信徒が転ぶことで、信徒間に疑心暗鬼を生み、盤石ではなかった。
様々なことで、信仰が第二、第三の価値に降格を余儀なくされている現実に、殉教者達が強烈に呼びかけてくるのは「不退転の決意」。下記の二冊を是非読んで欲しい。
①キリシタン地図を歩くー殉教者の横顔ードン・ボスコ社980円+税
②殉教者を想い、友に祈る週間ーペトロ岐部と187殉教者の列福に向けてーカトリック中央協議会 無料だが列福と関連行事のための寄付が依頼されている。
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