夢回帰線
36名乗りカナダ・ボンバルディア社製DASH8-400型機(通称:Q400)で約一時間。ほぼ満席。さすがに熱いが、それよりもターミナルビルの可愛さにも驚いた。まるでおもちゃの国の空港に
着いたみたいだ。一足先に着いた瀧神父さんの迎えを受けて教会へ。数分で到着。メインストリートを中に入るとそこは別世界?舗装はなく、隆起の島らしく砂浜のような白い道路が広がる。塀もなく無造作に立ち並ぶ家。まるで、メキシコを舞台にした西部劇の世界だ。ディノ神父さんは
- バリオ(フィリピンの田舎村)だ
と懐かしんでいた。子どもの頃のでこぼこ道が、こんなにも身近なところに今も残されていたとは!過疎の進んだ我が村の細道までも、とっくの昔に舗装されたというのに!ここは夢回帰線の島かと。
25年前に教会が建てられ、当初5名ほどの信者が今では30名ほどの共同体に。その多くがフィリピン花嫁と子供たち。中には、すっかり土地の人たちの信望を得て町内会長やPTAの会長に推挙された人もいるという。「外人」と排斥したがる人たちに聞かせたい話だ。
牧師さんも招かれた記念のミサでは、彼らの二人の子どもの洗礼式も。十年ほど前に働いておられたたシスター方や名瀬・マリア教会からの参加者で元気な聖歌が流れた。遠く東京からの参加夫婦は、終身助祭志願のS氏と奥様。近い将来、ここ喜界島で助祭による宣教司牧が展開されるはずだ。
この鹿児島教区には思いがけない贈り物が後を絶たない。ありがたいと思う。4人ものベトナム人司祭を始め、宣教家族、助祭の話し、それにそのうち「執り成し手の会」もスタートしそうだ。数日前にはベトナムから4名のシスター志願者も到着。鹿児島の活性化のために神様が腕まくりしておられるようで、なんだか力が湧いてくる。
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