司祭団遠足
賄いさんもお盆休み。みんなで涼しいところに行こう。急遽決まった霧島遠足。韓国岳登山が本命だったが、登山口まで来たら突然の大雨。運転手二人を除いて不動池から白紫池を経てえびの高原バスセンターまで歩くことに。
このコースを歩くのは、恐らく二十年振り、あるいはもっと前かも知れない。不動池を左に歩き出すと赤松林の向こうにもう一つの池が木の間(このま)隠れに見えた。かなり大きいようだった。道はかなり整備されて歩きやすい。間もなく雨も止み、持参の傘もおやすみ。やがて、もう一つの丸い池が現れ、ほとりには巨大な杉、そして小さな神社。割と最近のものらしい展望所で一休み。ベトナムの北の方でも、こうした巨木のそばには祠(ほこら)が建てられるのだという。
ここから道はかなり長い上り坂。我々同様、普段着でふらりと出かけたと思われる二組の親子連れと5名の本格的な登山装備のシニア達を追い越す。このコースのこの部分は確かにチョットした登山気分だった。
満々と水を湛えた白紫池では車を回した中野神父さんが待っていた。真冬には天然のスケート場として人気のスポットだったが、温暖化で今は昔。駐車場まで1.3キロだという。道々多くの鹿たちと遭遇。赤っぽい背中の白の斑点が美しかった。
湯ノ谷山荘の温泉は松森神父さんの顔で無料。信者さんのそば屋で遅い昼食。繁盛しているようで一時間ほどお預け。帰りは渋滞が心配されたが事なきを得て無事帰館。久しぶり、神学校での「大散歩」(一日遠足のこと)を堪能した日々が蘇った。
アン神父さんは早速夕食の支度。手軽に何でも作ってくれるので助かる。
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