とっておきの信心
「暗いと不平を言うよりも、すすんで明かりをつけましょう」と言えば、心のともしび。信者でない人々にも広く知られている。心のともしびと言えば、
忘れることのできない思い出がある。40年ほども前、司祭になって最初に派遣されたのは奄美の教会。ある時、町を見下ろす丘の道を散策した。山菜を摘みに来る人々が利用しているということだった。山菜と言っても、ツワブキが主なものだったが。
そんな、山の“通り“に意外なものと出会って驚いたことがある。ナント、暗いと不平を言うよりも、すすんで明かりをつけましょう、と書かれた荒削りの杭を見つけたからだ。一体誰が、こんな山の道に!と驚いたものの、しばらくその場にたたずんで、立ち去ることができなかった。それは、まったく思いがけないところで、親しい友人とバッタリ出会った時のようだった。そして、何度も何度も口にして味わったものだ。教会のロビーに張られたポスターで目にする時と違って、山道で見るモットーは新鮮で、まさに行く手を照らす指針として心に響いた。
そんな心のともしび運動本部から定期的に機関誌が届く。毎回、主宰する神父様のメッセージが同封されていて、昨日手にしたものは、いつもよりも長め。「結び目を解くマリア」の記事に目が留まった。教皇フランシスコが司祭の頃、ドイツで出会ったというご絵の由来が記され、すっかり気に入った教皇が、アルゼンチンに持ち帰って広めたとあった。なんでも、離婚の危機に直面した夫婦がマリア様の取次で幸せになったという。
なぜ、結び目を解く、なのかは、結び目を解くマリア、を検索すれば2,3の記事がヒットする。エピソードの紹介の後で、神父様は、私たちも、問題があれば、この「結び目を解くマリア」に祈ってみてはいかがでしょうか、と結んでおられた。マリア様が、一段と心強い、肝っ玉母さんに思えた。
ともあれ、大病を克服され、現場復帰を果たされた神父様におめでとう、と共に、ご大事に!を申し上げたい。
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AB型的発想?
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