まだまだ元気
価格高騰で「日の丸技術」に脚光。そんな記事を読んだ。資源の枯渇は産油国や石炭、銅の産出国だけでなく、全世界にとっての大問題。
そんな差し迫った問題に日本の技術が求められているのだという。たとえば、世界で採掘される石炭の約17%は多くの水分を含み、利用範囲が制限されている。これを高品質の石炭に仕立て直すのだという。これが世界中の産出国で可能になると、日本で消費する燃料用石炭の1751年分に相当する量が確保できることになるのだという。
日本は何もかもダメになっていくような悲観的な声が多いように思っていたのだが、なんだか誇らしい感じがした。日本の高度な技術が世界を救うことになるかもしれない。日本はまだまだ世界でも元気。
今年は、図らずも四つの大きな青年たちの大会に顔を出すことになった。二月に開かれた鹿児島でのネットワークミーティングを皮切りに、シドニー、山中湖畔での日本版WYD、東京でのネットワークミーティング。「若い人がいない」という嘆きの声を聞くことは多かった。しかし、特に夏の二つの大会には二百名を越す若者たちで賑わった。その真面目さというか真剣さにも打たれた。何よりも大人の話を聞く態度がいい。耳を傾け、きちんと反応できる心のやわらかさは大きな希望だ。教会もまだまだ元気。いやこれからもっともっと元気になれる。
高校時代の親友から季節ごとに自筆の絵葉書が届くようになったのはいつの頃からだろうか。今回はなんと北海道からだ。なんでも息子さんが住む札幌に来ているのだという。「『神を信じることはできなくても神を畏れる人になって欲しいと若者たちに願う』という言葉は矛盾することはないのだろうか。」「信じる=畏れるなのでしょうか」とも。添え書きにあった。誰の言葉か知らないが彼らしい疑問。帰りは沖縄によってくるという。彼もまだまだ元気で何より。帰ったら遊びに行こう。
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