カナダ巡礼紀行の終わり
13日(火)ケベックの今朝の気温、ナント4度!7:45、ケベック大司教区のカテドラルで朝の祈りとミサ。司教と唱える朝の祈りはカテドラルの伝統。参事官だという司祭たちは、7、8名だったか、
司教が着る赤い筋入りのスータンにスルプリ(短衣)、赤いマントをまとった正装。ミサは、週日にもかかわらず荘厳そのもの。大司教はバクルス(杖)にミトラ(儀式用帽子)を着用し、先頭の十字架持ちに続いて香炉、そして司祭団。祭壇への献香は入祭直後と奉納の後の二回。
カテドラルは本来小教区ではなく、いわば司教の聖堂なので、毎日のミサはこのようになされるのだと聞けば、同じカトリックとはいえ、カルチャーショックに近い驚き。
ミサが終わると先月列聖されたケベック初代の司教ラバル師の眠る脇祭壇へ。扉の祝福。ミサの後はこうして巡礼者のために司教の祝福によって聖堂横の扉が開かれる。巡礼者は聖堂横の小さな庭に設置された忍耐、謙遜、愛徳など七つのパネルで黙想しながら心を整て扉を開け、聖ラバルの部屋に至ることになる。
朝食後一人一人に司教が胸にかける鎖付きの十字架がプレゼントされた。ボクには気後れしそうなほど立派なものだ。
司教様と別れて世界遺産にも指定されている旧市街ツアー。商業ビルの側面の街の様子を描いた壁画には先月列聖されたばかりのケベック初代司教ラバル師とカノッサ会のシスター(カトリック新聞5月18日号で既報)の肖像画も。楽しい散策の後でカノッサ会修道院へ。
約3時間ものドライブでモントリオールに引き返し、その足で、5:30、日本人共同体の母親役ノーさん宅へ。他6人の日本人たちも合流。8年ぶりの再訪、再会ですっかりくつろいだ会食となった。「もう一度生まれ直すことができたらやっぱりカナダに住みたい」とはノーさんの弁。50年にもなればそうかもしれない。10:00、再会への期待の言葉でお別れ。
山ほど用事がたまって明日からしばらくはブログもお休み。
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