クリスマス満喫ミッション
24日午後2:00。古仁屋対岸に横たわる加計呂麻島、瀬相(せそう)港まで25分の航海。20分のドライブで西阿室(にしあむろ)教会着。
2:45分、すでに全員が集合し、伝統の”ミサ前30分の祈り”が始まっていた。総勢8名の平均年齢は75歳?4年ぶりの再会。こうした少数の皆さんと人知れずひっそりと祝う主の降誕こそ2000年前のベトレヘムに帰ったようでいい。
8時の古仁屋教会でのミサは、町というだけあってこれとは対照的。48年前の献堂式以来?の人々で溢れかえった。あえて人々といったのは全員が信者ではないという意味だ。教会学校の子供たちを中心にその父母や主任司祭の知り合いなど信者ではない50名ほどが足を運んだ。園長先生でもあり、教会学校のまとめ役でもあるシスターの話では30名ほどだと聞いていたがふたを開けるとなんと予想を大幅に上回る数に驚いた。
驚いたのにはもう一つの理由がある。実は、本部事務所の終礼の祈りとしてノベナが始まったのは去る20日。意向は、各小教区のクリスマスミサに10ー30名のお休み信者が来てくれるように、だったからだ。50名は信者ではないとしても信者予備軍だから、これはノベナの祈りで溢れるほどの恵みを頂いたといっていい。
ともあれ、幼稚園出身の小学生から高校生までの40名は、シスターにしてみれば、13年もの間手塩にかけて育てたかわいい子や孫みたいなもの。紹介されても悪びれることもなく、さすがに素直。魅力的な子供たちばかりだった。いつか、この子達がふるさとに戻り、今度は迎える側になって欲しいと願ったのはボク一人ではあるまい。そういえば、瀬留教会でも校長先生はじめ大勢の小学生たちがクリスマスのミサに来てくれたという。もっとも、主任司祭の招待を校長先生が快諾されて実現したのだと聞くと、開かれた教会と開かれた学校の出会いとして、当方の博士たちがやってきた初めてのクリスマスが実現したことになる。スーパーの駐車場での地域の人々と編成したクリスマスキャロルも大盛会だったという。北大島の教会の現実もあるとはいえ、奄美の教会の新たな可能性に期待したい。
明けての25日9:00日中のミサ。昨晩とは打って変わって20名ほどの信者たちだけのミサはそれなりに落ち着いていていい。なんといっても印象深かったのは、北に向かって峠を二つ越えた山間(やんま)教会での5時のミサだ。車で30分。昨年の豪雨で甚大な被害を受けた教会だ。視察に訪れた時は目を覆った。そんな光景がウソのように聖堂は一新。
高齢者が多くしかも女性ばかりだが聖歌は元気だ。4年前、聖体奉仕者任命書を手渡された代表格の方が今では杖を必要とされていて心が痛んだが、あのときの彼女の感激を忘れない。「こんなものを頂いて感激です。力が涌きました」と押し頂くように奉持された任命書は普通紙のペラペラA4。あのことがあって、帰ったらすぐに、任命書は縁どりの着いた証書用紙にすることにしたのだった。粗末な任命書をなんと多く発行したことか。年齢に関係なく、熱い思いこそがことを新しくする。そんな山間教会の会食には湾内で獲れた大きな魚のフライが丸ごと。心づくしの手料理が嬉しかった。それに、朗読奉仕も果たした二人の姉妹が希望を与えてくれた。
飛行機380キロ、車で120キロの調度500キロ。帰って8キロの室内ラン。小教区にいた頃のクリスマスを満喫した3日間だった。
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