スペイン教会の牙城トレド
タイトルはあくまでも過去の話。今日では、多くの観光客で賑わい、往時を偲ぶのは巨大な柱に支えられたゴチック式教会建築とゆったりと流れる渓谷を意味するというタホ川のみ?
サラゴサといいトレドといい、歴史の教科書で知った程度の記憶しかない町だったが、いずれも世界遺産と聞けば、歴史的知識いかんにかかわらず、人は行きたくなるものらしい。サラゴサではさすがに日本人は見かけなかったが、今日のトレドは、日本人一色?日本語の解説書を日本語で売るおっさんがいたり数組の日本人団体で賑わっていた。かつての砦の町は息を呑む美しさ。町の中も細い道が網の目のように交錯しまさに迷路。砦を実感する要塞の町にはなんとユダヤ人地区もあってそれらしいお土産店が軒を並べていた。
長い間イベリア半島におけるカトリックの中心地であっただけに、話題性に富んでいる。10数回にわたって教会会議も開かれ、681年の会議ではトレド大司教がイベリア半島における首座大司教とされた、とウキペディアにある。16世紀にマドリッドが首都となったことで衰退し、現在の人口は6万人。16世紀後半の画家エル・グレコの最高傑作とされる絵が残されているのでも有名らしい。慈善家オルガス伯爵葬りの絵がそれだ。伯爵没後250年に描かれた絵は地上での葬りの様子と天井の様子が描かれ、細かな解説は省くとしても、色使いの違いは素人のボクでも判別できた。
博物館となった大聖堂の元香部屋(ミサ準備の部屋)にはエル・グレコの作品が数多く展示されている。ここでもマリア様にまつわる伝説があって、マリア様がお立ちになった石なるものを見せてもらった。触りながら願うと叶う、とも。10€入れてお祈りした。願いを人に話すと効き目がないとか。だから、秘密。ともあれ、こんな伝説は枚挙に暇がないほどマリア様が市民権を得ている?
お昼は自由、というのでスーパーで野菜サンドイッチ(1.2€)と赤ワイン1本(ナント1.29€)そしてベジタリアンの禁を犯して名物の生ハム(80g1€)計3,49€=約400円)。もっともワインは半分しか飲めなかったので60円分。閉館2時間前から無料になると聞いたので7時頃、ピカソのゲルニカ鑑賞に行くことに。8:30スペイン最後の晩餐会。
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