ミニ同窓会は楽し
臨時の司教総会が始まる前日の日曜日12日、吉野教会でのミサを済まして7時間後の夕方、ボクは東武伊勢崎線の松原駅に降り立った。
3年前に開店した友人の店で幼馴染の4人でのミニ同窓会が計画されたからだ。花ゆらい。花はお客様のことで、ゆらいは奄美の方言で集い。f駅から1分とあったが、すぐに分かった。入り口には支度中、の掛札が。恐る恐る中に入ると、薄暗い奥のほうから二人が飛び出してきた。すぐに店主の友人も現れ、ヤアヤアの握手にハグ。T君は体調が優れず欠席。残念!
乾杯ももどかしくたちまち昔話に花が咲いたのはいうまでもない。T君を含めた3名は自称悪ガキサンパガラス。みんな小学校からの幼馴染だ。店を始めた友人は小さな峠を二つ越えたところに、三人は反対の峠を一つ越えたところに、その間にボクの家があった。学校が終わると、しばしば三人と合流して山野を跳梁し、悪ガキの手ほどきを受けていた。何十年経っても忘れることのできない実習?を紹介したい。
T君の家はおじさんと隣り合わせ。後ろには畑が広がり大きな桜の木もあった。あるとき、四人はチンパンジーよろしく桜の木に群がり無心にサクランボををほおばっていた。気がついてみると今まで人気のなかった裏庭から長い竹ざおを手にしたおじさんが現れ、木下で仁王立ち。たちまち怒声と共に四人めがけて竹やり?の猛攻撃が始まった。飛び降りるには高すぎるし、必死に枝につかまり攻撃をかわした。思わず下を見下ろすと目が合った。すると「あ、コオリヤマサンの・・・」と口ごもりながらあわてて攻撃の手を緩めた。4人は間髪をいれずに我先に木から降下して安全地帯まで走った走った。口をぬぐいぬぐい息を切らしながら生還を喜び合ったのは言うまでもない。
それにしても、逃げるときに一瞬目に入った棒立ちのおじさんのなんともいいいようのないくしゃくしゃの複雑な表情が気の毒だった。父をこよなく尊敬していただけに、バツの悪さが逆転。
定休日とあって誰はばかることなく久しぶりの大笑いで大いに盛り上がった。こうして初めての同窓会はあっという間に9時を回り再会を誓い合って分かれた。関東の夜風が火照ったほほに心地よかった。
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