一息入れて待降節
国分教会半日黙想会。と言っても、ミサ後の赦しの秘跡で終わり、という極めて簡単な黙想会だったが、赦しの秘跡はさすがに簡単な出来事ではなかった。
それぞれの信者さんにとっては、気にかかったことを一気に告白して自由になりたい、スッキリしたい、何よりも、安心したい!そんな思いがビンビン伝わるものだった。
こうした人々の痛みとじかに触れ合う赦しの秘跡こそ小教区司祭が最も緊張するときだ。それだけに、うんちくを傾けてモニチオ(おさとしのことば)をして、三位一体の神の名のもとに赦しと安心を保証する赦しの祈りをする、最も崇高な身の引き締まる一瞬だ。「私は父と子と聖霊のみ名によってあなたの罪を赦します。」この一言で赦しの秘跡は成立する。
赦しを願わなければならない司祭が赦しの祈りをする。まさに、身分不相応というか、厚かましいというか。だから、「神が教会の奉仕の務めを通してあなたに赦しと平和を与えてくださいますように」という前文がある。司祭である、ボクは、神様の代弁者に過ぎない。赦すのは神ご自身。
そんな再評価をしたくなったほどに、赦しの秘跡を受けた人々には真実のこもった感謝の言葉が続いた。罪とかなんとかではなく、気にかかったことをはっきりさせて安心したい、そんな切実な願いも。「誰でも私のところに来させなさい」という御父の思いを代弁すべく何人かの人には祝福をあげた。いろいろな人間模様と出会い、人々の現実の戸惑いや苦しみと出会った心に残る半日黙想会だった。
帰宅後、3:00過ぎ、久しぶりに10キロラン。ランと競歩スタイル混合。競歩で骨盤の動きが良くなるのか、競歩の後はランが楽なことに気がついた。「噂をしていたら、目の前を司教さんが苦しそうに…」買い物帰り、信号待ちの車中でドクター夫妻が仰天したハナシが忘年会席上で披露されたという。1時間遅れで参加の席上での報告。イヤハヤ。
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