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二つの安全の日

作成者 admin投稿日 2008年10月27日 21時45分 最終変更日時 2008年10月28日 10時21分
聖堂での全体発表

奄美の高倉

鹿児島と奄美での教区評議会は初めての企画だったが、「こうした集いをまたしたい」との声が両方からあがったので嬉しかった。

ボクは八つのグループを自由に渡り歩いて拝聴。 

みことばに生かされた信仰体験の分かち合いは生活のにおいがして素朴ですばらしかった。ある人は最後の一人となって、ついに指名されるまで一言も口を開かなかったようだった。胸がドキドキで話す勇気が出なかったとは本人の弁だが、村のお年よりたちとの生々しい人間関係の中で、たとえ誤解や妬みにあっても「敵を愛しなさい」(マタイ5.44)という主の言葉を胸に粘り強く関わり続けていくうちに、硬く閉ざされた隣人の心がある日突然開かれたとの体験談は圧巻だった。特に島口(シマグチ=方言)を交えながらの分かち合いは「福音の土着化」を思わせた。

「ともし火をともして枡の下に置く者はいない。燭台の上に置く。そうすれば家のもの全てを照らすのである」(マタイ5.15)。今回の集いが、参加者一人一人にとって燭台の役割を果たしたように思った。

そして今朝、出発の二時間も前に着くバスに乗ってしまった。しかし、少しもあわてず。旅先での初めてのミニパソコンを試す絶好のチャンスではないか。待合室に入るや、早速取り出した。ワクワクしながらスイッチオン!パスワード!オットそうだった。エート・・・?をクリックすればヒントがあります。ヒント:叙階年。フムフム、では2006129。ブブー!悲劇の始まり。060129・・・思いつくだけの組み合わせを何十回試みてもブブー。ついに、初期化に立ち会った達人に泣きついた。当然といえば当然だがそこまでは助けてもらえなかった。気を取り直して再度挑戦。半分やけくそでもっとも単純な組み合わせを入力。なんと、あっさりピンポーン。まるで宝くじにでも当たったよう。ヤレヤレ。万が一のときのための安全策とはいえ、忘れたんじゃ話にならない。

遅いお昼を済まして部屋に戻ると、園長時代のお母さんの訪問を受けた。あの当時、無農薬野菜の店を開き何度か行ったことがある。名刺にはマクロビオティック食品という初めて目にするタイトルも。目を引いたのは「正食協会料理講師」という肩書き。正食ということは聞いたことがあるが、二年がかりで師範の資格まで取ったのだという。「祈りと食と健康」という集いを持った自分としては深く共鳴し、17年ぶりの再会を喜び合いながら二時間近い対談となった。休眠状態の「ダニエルの会」(前述の集いの企画母体)に新たな始まりの予感。ブログ上での正式発表を乞御期待。彼女のお店にもどうぞ。http://www.rakuten.co.jp/yasaimura/

今日はパソコンの安全と食の安全。二つの安全の日だった。

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