司祭受難
上級役人で飲まないなら友だちはできない。中級役人が飲まないなら、何の情報ももらえない。駆け出しなら昇進の見込みはない。規律監察官が飲まないなら何の手がかりもつかむことはできない。中国でそんな風に言われているという。
役人たちが公費でジャンジャン飲む因習を人民日報が批判したという。日本におけるかつての官官接待が中国では健在のよう。その年間支出が国防予算880億ドル(88billionはそうなる?)にも匹敵するというから驚いてしまう。ほんとう!?賄賂の温床になるし、当然、肝機能障害の役人が増えてくるのだが、これといった法的措置が講じられているわけでもないので自粛はなかなか難しいのだという。
この問題は教会にとっても深刻。政府のもとにある中国教会の司祭たちは政府の役人と飲む機会も多いらしい。「はじめに挨拶程度に飲んで、あとは、私はカトリックの司祭ですから、酔うほど飲むことは教会の勧めにも反しますので…」といえば、たいていは強制されることはないという。それに、一般の役人のように出世のことを心配することもないので、要は、自己抑制が大事ということになる。
それでも、お付き合いが悪いと役人の心象を害することになり、そうなると、スムーズに行くはずのことがすんなりとは行かなくなったりするから厄介だという。実際に過度の飲酒によるとされるすい臓や肝臓疾患で、昨年4月に司教と司教候補の二人が相次いで亡くなったという。お国柄とはいえ司祭受難?(18日配信のUcanewsより)
飲む話になると、他人事ではないのだが、近頃は、飲まないのが当たり前になったのでヨシとするか。
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