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司祭誕生!

作成者 admin投稿日 2013年03月20日 23時00分 最終変更日時 2013年03月21日 10時44分
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遠くに聞こえる春雷に、春の嵐の予感。せっかくの日に…。ブルーな気持ちはお昼前にはブライトに。

司祭8名を含む83名もの韓国からの巡礼団に席の半分ほどが埋まった。最前列には、チェジュ(済州)島から飛行機を乗り継いで駆けつけたアントニオの兄弟 たち、また高齢にもかかわらずソウルから夫婦相携えて臨席されたドミンゴのご両親。それに盲人小教区のみなさん。入堂の際、とくに二人の家族の姿に、思わ ず感極まってしまった。韓国のように勢いのある教会と違って、必ずしも、手ごたえのある働きがいを具体的に実感しにくい鹿児島の教会に、兄弟やわが子を捧 げてくださったことがいかに尊く、有難いことか!

集会祈願をはじめ、ミサの間中、心が震えて恥ずかしながら言葉が淀み、困ってしまった。案の定、ミサ後、早速、元気なご婦人から「ウル ウルでしたね。」ホテルのパーティーでも、インチョン大神学校の神父さんから「司教さんはハートがピュアですね。」なんだか、とんでもない失態を演じたよ うでハズカシイ、ハズカシイ!

それはそうと、韓国語による主の祈りの力強さ!日本語もそれなりに元気があってよかったが、見当はずれかもしれないが、韓国語には応援 歌のような心を奮い立たせるような勢いがあった。韓国籍の司祭が誕生したのが「ザビエル様以来、初めて」(アントニオの挨拶)なら、鹿児島の聖堂に韓国語 の祈りがこだましたのもかつてないことだったにちがいない。新しい歴史の始まりを実感して、またウルウルだった。新任地はアントニオ、カテドラル助任。ド ミンゴ、鴨池。

教区の大仕事がまた一つすんだ。巡礼団の受け入れから、当日に至るまでこれほど多岐にわたった準備がなされたのは450以来?ネットでの実況も初。発信の進化が嬉しい。こうした様々な奉仕に当たったみんなに心からのご苦労様と感謝を述べたい。そして、神に感謝!

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