寅さんとの再会
30年近くも前のことになるが、たまたま出会った司祭が大の寅さんファン。男はつらいよシリーズを欠かさず観ていた。
あるとき、主題歌を教えてもらった。・・・いつかはお前の喜ぶようなえらい兄貴になりたくて 奮闘努力のかいもなく 今日も涙の日が沈む・・・ペーソスただよう歌詞とメロディーに寅さんの世界にすっかりのめりこんで一生懸命練習したものだ。その甲斐あって、いまだにうる覚えだが断片的に口ずさむことができる。最近、また口ずさみ始めた。
十日ほど前だったか、「寅さんとイエス」という本をいただいた。著者は、なんと、やはり司祭。しかし、上には上がいるもので、寅さんの世界とイエス様の世界を研究テーマにしているのだから驚いた。気になる聖書の箇所についての解説もなるほどと目からうろこの気づきを与えてくれる。そうした課題にも寅さんの世界が顔を出すが、深い学識で説き起こすところが単なる評論とは違う。信仰を知らない人への新しい形の肩の凝らないキリスト教入門書にもなる。
今の時代だから出版されたに違いない、とも思った。しかし、せわしない生き方を余儀なくされているゆとりを失った日本の人々にとって、寅さんの世界に浸ることが癒しであったように、永遠の相のもとでイエス様の世界がまさにそうだと今日の人々に分かってもらえないのはもどかしい。そのためにもこの本をたくさんの人が読んでくれたらと思う。
昨日の5キロの室内ランはかなりしんどかったが、今日はまず2キロを全速力ラン。そして自転車こぎ30分。これぐらいがちょうどいい。
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