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小春日和の先輩

作成者 admin投稿日 2008年03月13日 15時46分 最終変更日時 2008年03月13日 15時46分
無心

カトリック学校卒業式最後の参加は鹿児島純心中学校。卒業生57名。うち、大半の51名は純心高校に進学するという。「高校に比べて、一人一人の顔をしっかり見ながら賞状を渡すことが出来るので嬉しい。」シスター校長先生の実感。

確かに高校とは違う。来賓祝辞も僕一人だけ。霊譲りというのもなく、何となく簡略化された感じだ。そうそう、祝辞といえば、アイポッドの新兵器で音声を採ろうとして、「・・・すみません・・・」何度押してもスタートしないのだ。仕方なく、「エート・・・すみません。あ、では、エー卒業生の皆さんおめでとうございます・・・」左手に持ちながら試みたがヤッパリだめ。なんとも、間延びした滑り出しで・・・。

  • イエスさまからのはなむけの言葉を贈ります。「人にして欲しいと思うことを人にしなさい。」(ルカ6・31)日本の道徳は「自分が嫌なことは人にもするな」ですが、イエスさまはもっと前向きに生きることを促しています。「粗末に扱われたくない。だったら人も粗末にしてはならない。」それを超えて、イエスさまと出会った人たちは一人の人間として受け入れて貰った喜びを実感した。とくに、あのザアカイさんはきっとそんな体験をしたに違いない。お金で埋まらなかった心の空白が埋まった。だから、「財産の半分を分けてもいい!」人の気持が分る。大人のしるし。

何だか、宗教のクラスみたいな話しになったが、話しといえば、送辞は素敵だった。

  • ・・・小春日和。私の好きな言葉です。口にしただけで、ニコニコ、心がポカポカになってきます。先輩の皆さんはそんなイメージです。自信がなくて心細かったとき、そんな小春日和の先輩たちから押された背中の暖かさを忘れません。・・・純心にきて素晴らしい言葉と出会いました。「マリア様、嫌なことは喜んで私が。」いつも前向きな気持ちになれます。・・・

それなりに印象深い卒業式だった。印象深いといえば、応接室から見た寒緋サクラに群れた目白たち。忙しなげに枝から枝えと飛び交いながら無心に蜜を吸っている姿はまさに天真爛漫。うららかな春の日にふさわしい光景だった。

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