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希望に向かって

作成者 admin投稿日 2011年03月16日 19時01分 最終変更日時 2011年03月16日 19時01分
若武者の如く

津波被災地の小学校では18日の卒業式ができないという。式場となるはずの体育館は避難所に。心痛む現実だが、そんな辛いニュースが届く中、今日は吉野幼稚園卒園式。子供たちの元気をお届けしたい。

名前を呼ばれて「ハイ!」と力いっぱい元気に答え、コチコチに緊張しながら卒園証書を受け取り、胸を張り肩を怒らして帰る姿は、まさに若武者。思わず目を細めたくなった。「・・・桜の花びら咲くころはランドセルの一年生」の合唱にはあのころが蘇り、思わずウッと来た。主任の先生が、津波被災者のことに触れながら「お父さんやお母さんがいて、毎日お食事ができることが当たり前だと思わず、いつも感謝の心を忘れないように」と諭されたのが印象的だった。「人はみていなくても神さまはみていらっしゃいます」が卒園証書の片面にあった。昔のままで嬉しかった。

後援会主催の感謝の集いが終わって部屋を出ようとしたら「教会学校に来ていました」と赤ん坊を抱いたお母さんが近づいてきた。顔は昔のままだが名前が出なかった。3児の母だという。なんだか嬉しかった。子育てがんばって欲しい。

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