我が家が一番
一週間近い会議からやっと解放された。今回も日本語の難しさというか複雑さというか、翻訳の大変さを実感した。
早く新しいミサ典書の出版をと鋭意努力している典礼委員会から出された試訳の検討。規範版となるラテン語からの直訳では流麗な日本語の祈りにはならない。原文を尊重しながらそれでも日本語としておかしくない響きが求められる。典礼書の祈りは信徒が一緒に祈る性質のものではない。
司祭が祈り信徒は心を合わせる。つまり、聞いて祈ることになる。だから聞いて不自然でなくかつ意味が分かるものでなければならない。それにくだけた言い回しが許される私的な祈りと違ってある種の格調も求められる。それだけに翻訳に当たる人たちの苦労は大変なものらしい。そんな述懐を耳にすると、出された試訳を前にして検討という名の下にケチをつけているようで気が引けることも。しかし、さらにいい日本語になることもあるのでやはり必要な作業に違いない。生みの苦しみだ。
それにしても一日半を費やした検討作業が後5倍ほども残っていると聞いて唖然とした。一体あと何年かかるものやら!教会から出される公式の文書のほとんどはいかに時間がかかろうとも全司教の一致した見解を必要とする。効率を上げるためにも会議の持ち方を工夫する必要があるかもしれない。
ともあれ早々とお昼を済まして空港に急いだ。鹿児島は雨。福岡に行くかあるいは羽田に引き返すこともあるという。何とか着陸できるといいのだが・・・。1時間半の不安なフライト。視界不良の中先ほどの機内放送を気にしながら前方を見つめていると間もなく霧の中に白く光る誘導灯が浮かび上がった。なんだかとても感激した。神に感謝。
帰館してすぐにミニコンポ設置。周りを気兼ねしなくていいのでサイコウ!ブログをアップしながらFM。リゾート!やっぱり我が家が一番。
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