振り返り
29日は振り返りの日。10:00、小教区ボランティアの皆さんへの感謝の式。最初に全員で故郷を斉唱。異国の地で口ずさむと特別の感慨が湧くことに気がついた。
歌いながら、隣の参加者が涙を拭っていた。リオでの1週間、誠心誠意尽くされたボランティアの皆さんを前にして、女の子らしい優しい感謝の気持ちがこみ上げ、ふと故郷の母親が思われたのかもしれない。こうして、遠いブラジルまでやって来て改めて見直したのは、自分の信仰だけなく、家族との関係でもあったらしいことが伺えて、自分の心も熱くなった。若者代表の挨拶も正直で素直な感謝の気持ちがよく伝わった。
主任司祭にはザビエル様の像と法被が、10数名のボランティアの皆さんには各自から扇子やバッチなど小さな贈り物が次々と手渡された。子供の頃から日本が好きだったという主任司祭の挨拶は素朴なもので心にしみた。友人たちは「一度、ヨーロッパに行ってみたい」というが、まず行きたいのは日本だとも。桜の花が好きなので帰ったら写真を送ってもらえたら嬉しい、との言葉に、参加者の一人がたまたま持参した数枚の写真を差し出したので、一斉に歓喜の声が上がった。最後は全員で「ありがとうございました。オブリガード!」
そして、中庭で記念撮影。長崎教会管区参加者による振り返りはサンパウロから始まってアッパレシーダを経てリオと、全日程をカバーするもので、とくに、団長扮する教皇による赤ん坊の祝福の様子にはヤンヤの喝采。テーマソングに踊りと、最後はハグで別れを惜しんだ。
食堂に移動しての班ごとの分かち合いでは正直な感想が聞けたのでよかった。会期中、班を離れて司教のプログラムに参加していたので、やっと班の仲間入りができた感じだ。
閉会ミサの圧巻は、全員とのハグによる平和の挨拶。それほど広くもないお御堂の通路は大混雑。まるで、MEの大会が再現されたよう。仲間との出会い、主との出会いの喜びを素直に表現する姿は清々しかった。ボンジア(おはよう)の挨拶に始まり、グーは指で丸を作るのでなく、親指を立てること、感謝などの気持ちの表現には握手だけでなく、ハグが一般的であること、などなど。違う文化を素直に受け止めて早速生活にしてしまう柔軟な日本の若者たちが眩しく輝いたミサだった。
こうして、42名のリオ大会が終わった。全く違う環境に戻ってからがショウブ。新たなミッションの始まり。キリストの若き獅子となることを祈り続けたい。
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