訪問ミッション終了
では、とシスターが提案した。「同じ10:00のアメリカ人のグループに合流しては?」しかも、カタリナ・ラブレの遺体が安置してある1階のメイン祭壇だという。全員の顔が輝いた。「そうしょう!」香部屋に急ぐと、ベトナム人シスターが迎えてくれた。祭服を着ると、「どうぞ、始めてください」と促したので驚いた。アメリカ人たちに譲ってもらったのだという。車椅子はどこでも優遇される。23日の聖エチエン教会でも、「大司教様の時も使わせてもらえなかった」中央祭壇だった。
ともかく、最後のミサで説教できないのは残念、と諦めていたので俄然気合が入った。すぐに聖堂のみんなに知らせ、日本語の聖歌を高らかに、と張り切ったもののヨラサラ(音を外したりしながらの低空飛行のことー故郷奄美の方言)。それでも、希望通り、最終日も、日本語のミサができたので良かった。不思議のメダイの教会での不思議な計らい。だからというわけではないが、ミサ後、売店で不思議のメダイ購入。
前の晩、ネットで検索したら、信者でない人々にも人気だそうで、芸能人や世界一周マラソンを果たした風間寛平さんも不思議のメダイを身につけて走ったのだという。喜ぶべきか、ご利益信仰と揶揄すべきか。「イタリア製やアメリカ製もあるので気を付けよう。正規品ではありません」の注意書きには笑ってしまった。ともあれ、風間寛平受洗!週刊誌に載る日を待つことにしよう。外に出ると、それらしい団体が入れ違いに入ってきて、ラブレのご像の前で記念写真を撮っていた。
空港に行く途中、パリでのカトリック発祥の地だという壮麗なゴシック建築のカテドラル訪問。名前は失念。予定外だったが、折しも、西に傾きかけた日の光を受けたステンドグラスが聖堂の壁面を赤、青、黄色と彩り、歓声とため息。
フランス革命で処刑されたルイ16世など歴代の王たちが妃と共にここに葬られている。馬車で逃亡中のマリ・アントワネットが外を見みようとカーテンを開けたところがたまたま床屋の正面。鏡に写った顔が王妃と知ったあるじの通報で処刑。高3の楽しかった世界史の授業が蘇った。その王妃も王の傍らに。エッフェル塔見学も予定外。間近で見るのは30数年ぶり?ここまで、25日、インチョン空港にて。
午後8:30、全員無事の帰国を感謝してアベマリアを捧げ、ホテルに向かうみんなと別れてタクシーで福岡司教館へ。今朝、残りの会議に参加して昼前帰館。今日こそ温泉で疲れを癒したい。<p> </p>
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