教会の現実もいろいろ
世にある教会の現実を話し合った3日の教区評議会。世にある教会の現実が海を越えるとこんなにも違うことに驚いた。
ここはマレーシアのとある教区でのこと。今信者たちの立ち退き問題で教会が揺れている。それというのも、ある日の昼下がり教区事務所から委託を受けた弁護士から一通の手紙が届いたからだ。「一年以内にここを立ち退いて欲しい。補償額は一家族あたり10.000リンギット(約26万円)です。」
広大な教会の敷地内に貧しい信者たちに居住地が提供されたのが百年前のイギリス統治時代。それ以来低額?の借地料を払いながらそれなりの平和な生活が続いていたのにどうして?明確な答えはないという。以前立ち退いた信者宅跡地にはコーヒーショップができたりしているというから初めてのことではないらしい。だから、信者たちが「教会がお金儲けをしようとしている」と反発するのも無理はない。
この記事が目に留まったのにはもう一つの理由がある。3年前だったか、バンコク南部にある教区(名前を失念)の司教館で一泊したことがある。司教さんが司教館の周辺を車で案内してくれた。それは領地と呼ぶにふさわしい広大な農地だった。その中には何家族もの信者が住んでいて「彼らは教会の土地に住んでいるので土地代が安くてラッキーです。先代の宣教師たちのお陰です。」こともなげに説明する司教さんにも驚いたが、初めて知ったアジアの教会の一現実に日本の教会との落差の大きさに驚いたものだ。
そんな3年前の体験が蘇るようなマレーシアの教会事情。アジアの国には意外とよくある話?【今日配信のCathNews*Asiaより】
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Re:教会の現実もいろいろ
今の時代は良いなあとしみじみ思います。
どこにいてもどんな場所でも人の大切に思う気持ちは同じだと思います。
手を合わせることのできる場所は,どこでも貴いと思います。