教会再生
ザビエル教会バザー。そんな緊張感もなくついうっかりというか、指宿でのミサの約束。
7:53分の菜の花号に乗車。9時少し前に到着。帰りの列車の時間を確かめていると聞き覚えのある声。「車が待っています。」雨模様なので歩きの覚悟で靴もそれらしいのを履いてきたのだが・・・。ありがたくタクシーで。
久しぶりの指宿教会はまるでベツ。信徒会長さんが言った言葉が嬉しかった。「聖書と典礼が足りない時もあるのです。」今時珍しい!それだけではない。共同祈願の最後を飾ったのは指宿の町に祝福を願う祈り。わが町を愛する気持ちがひしひしと伝わり感激。まさに地に足の着いた祈り。神様も思わず拍手を送りたくさんの祝福を送る気になられたに違いない。
尖塔の雨漏り防止作業も完了し、司祭館の床も張り代えられ、信者たちの中にも初対面の人が多く、何か全てが新鮮さを増していた。なるほど、信徒会長さんの嘆きも分かる。ミサ後のお茶には部屋が狭く増築の話も。これまで見たことのない盛況ぶりに、生きている教会を実感した。主任司祭は「僕は何もしていません」というが、信者たちが生き生きしているのは主任司祭のまさにカリスマ。「今、自由で、楽しい」という司祭が羨ましかったが、任命した立場としては心底嬉しかった。「時が満ちて」(主任司祭談)教会復帰を果たし、洗礼と結婚準備をしている人もいて、それに信者夫婦の転入もあって、教会の動きが波に乗った感じだ。「全てがいい方向に進んでいる」という信者の声も嬉しかった。主任司祭の夢も語られ、みんなが目を細めてうなずく姿はまさに神の国。
心豊かになって着いた駅前広場には巨大な商業用クリスマスツリーが早くも点灯していた。そして、教会ではバザーの後片付けに追われていた。一時間半の散歩を終えて帰ると教会にすでに人影はなくひっそり。「さすが街の教会。打ち上げもないんだ。」しかし、三階の食堂はアカアカと輝き、黙って帰るわけにはいかない面々が。やっぱり!しかも、自宅の庭先で実をつけたという奄美のバナナも。温暖化は人事ではなさそう。それにしても、この鹿児島産のバナナ、韓国から帰る頃には食べごろになってくれているといいのだが。
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