教皇と司教達とのミサ
午前9:00、カテドラルでの教皇ミサ。6:30、ホテルからのバスでドイツ人終身助祭と同席。開口一番、「若者たちはラッキーです。」
彼の話によると、空港近くの野原(グアラチバ)でのビジル(徹夜)が中止になったのだという。昨夜の雨で、野営場は水浸し状態らしい。従って、最終日となる明日の教皇ミサもコルコバード。
今頃、ドイツでは40度の猛暑。ブラジルは真冬。最低気温が12度にもなるリオで、野営は酷すぎるとの判断は正解。ビーチでの野営もなく、それぞれの宿舎に帰って寝ることになるわけで、「雨でも野営はあります」と聞かされていた若者たちもホッとしたにちがいない。確かにラッキーだ。
毎回、野営は免れているだけに気の毒に思っていたのでボクもホッ。本来なら、リュックを担いで、10キロ近い道のりを6時間もかけて歩くはずだった。これも、WYD特有の番狂わせの一つだが、よかった!もっとも、何があっても、「神様のお恵!」と言える若者達のことだから、「気が抜けたー!」と叫んだかもしれない。ともかく、😥だ。
祭壇にはローソクが灯され、会衆席はすでに万杯。退屈した若者達が、時折、「ビバ、パパ!」と叫んでも呼応する声も上がらず、聖堂内だけに静か。(ここまで、ミサ前の待ち時間に書いた)。
9:0015分ほど前に教皇が入場されると、司教さんたちも我先に前に出ての撮影会。教皇の笑顔はなかなか素敵だが、真顔になるとたただのおじさん、という感じで声も、どちらかというと、ハリがなく地味。祭壇前でのお辞儀にしてもチョコン。香爐もサッサと振って簡単終了。昨晩のあの表情豊かなパパ・フランシスとは大違い。ミサの間、説教の時も、会衆から拍手が上がっても笑顔はなかった。少し意外な感じだった。
ミサ後、帰りのバスを待っていると、全司教が同じホテルで昼食をとるのだと聞かされて驚いた。ボランティアのみなさんは一生懸命働いているので、こういうのもナンだが、大陸的といえば、そうかもしれないが、オオザッパ。昨日の帰りにしても、教皇歓迎式の帰りの混乱に鑑み、「今日は大丈夫です」と自信のアナウンスにもかかわらず、会場からの出口についての案内不足からちょっと混乱。
日本人の目からみれば、何でもないことで混乱を引き起こしているようにしか思えないのだが…。彼女たちにしてみれば、「混乱があっても全員無事ホテルに戻れたし、ビール付きのお昼にもありつけたのだから、イインジャアリマセンカ」ということになるのかもしれないが、この大雑把コソ日本人が見習っていいことかもしれないとも思った。
信号は赤でも、車がこないと見ると堂々と渡るし、昨日、カテケジスの教会からホテルまで送ってくれたサンドラさんのように、渋滞していたので、方向転換したかと思ったら、一方通行にもかかわらず、「チョットゴメンナサイ」みたいなことを言いながらジャンジャン走るし、対向車も怒るでもなく避けてくれたし…。これらは見習うべきではないと思うが、参考までに。サンコウニナラナイ?ま、いずれにしろ、形にはまり過ぎて閉塞人間になっていやしないか、参加の若者たちも考えてくれると嬉しい。
7:30、教皇との復活前夜の祈り。それまで一休みしよう。
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