新春演奏会
お昼近くまでスイス・フィルハーモニー管弦楽団の演奏を堪能。といっても、衛星中継。新聞を読みながら久々の長時間鑑賞。
後半、何度かのアンコールに答えての演奏中だったと思うが笑い声が。格調高い名曲の演奏中なのに…?ふと顔を上げると指揮者がアヒルのぬぐるみを演奏者の一人に手渡しているところだった。おやおや、と思っていると、指揮台の下の箱から次々とぬいぐるみを取り出しては演奏者に手渡している。そのたびに笑いの渦が。
クラシックに疎い者としては何の曲だったか分からないが、何となくコミカルな感じのものだった。なるほど!渡す方も受け取る方もニコニコとおどけた様子で、ある人はかわいい象のぬいぐるみを譜面台にのせたり楽しそう。時には演奏を中断させる場面も。まるで道化役者のような指揮者の振る舞いに驚いた。その間、もちろん指揮棒は振らず、好きなように歩き回り、それでも演奏に支障をきたすこともなく、戸惑いも感じられないところを見ると、すべて織り込み済みだったに違いない。
後輩のある神父さんは主日のミサの説教中、内容に合わせて衣装を変え、カツラをかぶって変装したりするというが、この指揮者もそんな名物指揮者だったのかもしれない。
一体何十点だったろうか、一通り品が尽きると指揮台に戻り元の指揮者の姿に。すると、今度は、目の前のバイオリン奏者が先ほど受け取った長い柄のついた料理用ヘラ?とパン屋さんがかぶる帽子を指揮者に。受け取った指揮者は帽子をかぶり、右手でヘラを指揮棒代わりに。会場はもちろん爆笑の渦。格調高いクラシックの演奏会の、初めて目にする光景にすっかり魅せられ、時間を忘れた。気が付いたら、新聞はたたまれ、お昼前になっていた。それにしても意表を突かれた演奏会だった。
アントニオ助祭とドミニコ助祭が帰ってきた。今夜は9名という大所帯での歓迎新年会。
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