サンタマリア・アイランド構想
サンタマリア・アイランド構想。これはまた、新春早々夢を誘うような話題。信仰年にふさわしい!手紙に添えられた新聞の切り抜きを一気に読んだ。
故郷奄美の地元紙に連載されたもので、その熱心な推奨者が地元の研究家で、信者ではないことに驚いた。戦前から戦中にかけての軍部による奄美カトリック迫害の様子は子供の頃から聞いていたが、島外に知らされることはなかったとか。
カトリック信者に捺印させて棄教を強要したこと、道を歩いていると青年団のメンバーがわざと大きな声で軍歌を歌って嫌がらせをしたことなど父や伯母から聞かされた。父は奄美に駐留していた軍の少佐と衆人環視の中、5時間にわたって宗教論争をしたという。埒のあかない論争に根負けした少佐の最後の捨て台詞は「お前たちカトリックは片方の頬を打たれたらもう一方もだすふてくされた女房みたいなもんだ。叩かれたら”御免なさい”といえばか可愛くもあるのに!」その間母は家で一人必至にロザリオを捧げていたという。名瀬の町では防火演習と称して信者宅を水浸しにしたというのは有名な話だ。
そんな少佐も、父と交わした個人的な会話は、具体的には覚えていないが、人間味のあるものだったという。時代の子として彼もまた悩める少佐だったのかもしれない、と思うと同情すら湧く。月並みだが、戦争は人を狂気にする。
ともあれ、先の研究家は、奄美の迫害と原爆を投下された長崎との共通点としてともにカトリック信者が多いことをあげ、長崎と手を取り合って真の平和構築に向けて発信したいとのこと。手紙の送り主は旧知の信者。研究家にカトリック迫害に関する資料を提供し、ゆくゆくは世界遺産にという熱心党。協力を惜しまない旨の返事を出した。
新春屋外走り初めは祇園の洲10キロコース。ザビエル様にもご挨拶。走りはやはり外に限る。
昨日の神学生、志願者を励ます会、開式のミサ説教。
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