待望の書YOUCAT
「もし誰かをキリスト者にしたいなら、その人を一年間、あなたの家に住まわせなさい。」1600年前の聖人ヨハネ・クリゾストモ司教の言葉。
YOUCAT。昨年、マドリッドで配布された若者用の英文のカテケージスの本。手にした若者たちが、是非日本語にしたいと自発的に翻訳を始めた。「わたしたちは何を信じているか」に始まり、秘跡で締めくくられている。「青少年部門からこの春には出版したい」と頑張ったおかげで、第一部ができあがった。翻訳に携わったわけではないが、校正が回ってきた。責任者として責任を取らされた格好で、この三日間で106頁のすべてに目を通し、明日返送予定。久しぶりに根を詰めてテーブルに張り付いた。
冒頭の言葉は最後のあたり104頁の参照欄に出ていた。若者たちがこの言葉を読んでどんな感想を持ったのだろうと興味が湧いた。この言葉に限らず、若者用だけあって、質問と答え、そして解説という構成で、質問はかなり具体的で細かい。
例えば、質問:「どうして、神は男と女がそれぞれ求め合うようにしたの?」答え:「…彼らが愛に生き、そうして溢れる愛以外の何ものでもない神ご自身のしるしとなるんだ。」また、「結婚の秘跡ってどんなふうに成立するの?」の解説は「男と女は互いに結婚の秘跡を与え合います。」
要理教育が、若者たち自身の言葉できちんと述べられていて、早く多くの若者の手に届けたいと思う。まさに待望の書だ。
若者たちが若者たちのために翻訳したということは、後世に残る偉業だ。世界広しと言えども、そんなことしたの、もしかしたら日本の若者だけかもしれない。そうでないとしても、誇らしい!日本の若者たちの未来、つまり日本教会の未来は明るい!
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Re:待望の書YOUCAT
しかしながら若者向けというだけあって活字は小さく、若者を自任しているつもりでも老眼が始まった中年の身には、時にしんどさを感じることもあります(苦笑)。
「若者用」と聞いて当初はいくぶんなめてかかっていましたが、実際に手にして、すばらしい本だと思いました。
Re:待望の書YOUCAT