極東体験
「鹿児島からは何人ですか?」「エッ?・・そ、そういえばボク一人かな?」確かにそうだった。旧知の司祭や9月のME参加者もいたりしてしばし歓談。
インチョンでの乗り換えはスムーズ。いよいよ、10時間あまりの極東体験の十字架。スカイシネマ鑑賞で時間つぶしと思ったのだが、日本語吹きえはほとんどなく、結局、音楽を聴きながら読書。
GNH(Gross National Hppiness)国民総幸福度といえば、大統領が最近結婚して日本に外遊するという、あのブータン。70万弱という小国で標高2500メートルの高地の国だが、国民のほとんどが「幸せ」だと感じるこの世のユートピア。沖縄大学の研究者たちによるそんな国の調査見聞録を詠んだ。アジアの国では英語が最も浸透しているらしい。物質文明の波は若者を襲い、ドラッグやエイズも問題と聞けば総幸福度の実態と現実には乖離がありそう。それに貧富の差。12万円もするiPhoneを手にする学生がいたりするから驚く。12万円といえば、ホテル従業員の1年分の給料よりも多いときけば、幸福度とはなんぞや。都市部での幸福度は50%という数字もあると聞けばなるほど。それはそうだろうと思う。
ともあれ、機内食はベジタリアンメニューデでありがたかったが、すべてペースト状の病人食?それはいいとして、どういうわけか、コーヒーを飲み、一息ついたところで水のサービス。冷たい水にのどを潤しているところに「白ワインですか、赤ワインですか?」「え?あ・・・じゃあ赤ワインお願いします。」これは嬉しい想定外。昼ごはんのようなおやつのようなひと時が終わったのは3:00過ぎ。機内販売も終了し、ライトも落ち、窓も閉められすっかりおやすみタイムムード。まだ5:00だというのに!体内時計はそういうわけには行かない。それにしても、これって、お昼?それとも夕食?7:00ごろ、読書にも疲れたので薄暗い中を気分転換に機内散歩。台所?でなにやら準備に余念のない乗務員に声をかけた。「食事はもう出ないの?」「後30分ほどでおやつ。それから2時間後にお食事です。」
果たしてその通りだったのだが、おやつの後のメニューはナスづくし。容器の4分の1ほどのサラダオイルたっぷりの炒めご飯とあとはナスの山。本望とはいえ、なんとなく惨め。しかも飲み物は水とジュース。水を取ったものの「ビールは?」と聞くや「もちろんありますよ。」ダッタラハジメカラダシテクレタライイノニ。「ボクはそっちがいい。」「ハイしばらくお待ちください。」幸福度少し回復。遅い夕食が終わったのは10時ごろ。
太陽を追っかけているので外は明るいままでロシア上空を越え、ドイツ上空からミラノに着陸したのは同日21日の夕方7:00過ぎ。給油の後8時に再び飛び立ってローマ着は9:30近かった。結局ホテル着は11:00少し前。就寝12:00。極東体験の長いような短いような一日が終わった。
*ローマは大雨の被害でインターネット回線もダウン。ここ、アシジは快適。書き溜めたものを順次アップすることに。
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