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沖縄・殉教

作成者 admin投稿日 2008年04月22日 23時20分 最終変更日時 2008年04月22日 23時20分
新都市公園

沖縄講演

空港からのモノレールは関西弁の中学生で混雑。おそらく第二次大戦の戦禍が色濃く残るガマの見学に出掛けるに違いない。我々司祭団は1600年代の殉教者の勉強会。400年以上も昔の話と現代の司祭団。どんな関わりがあるのか。

しかし、講師の溝部司教さんの切り口はいつも「今」。キリシタン時代の教会の姿こそ今日の教会が忘れた教会の原風景。信者の共同体が確立されて、司祭は各共同体を巡回する。司祭中心の今日の教会のいびつさをストレートに指摘。信者が少ない・召命がないなど、ないないずくしを嘆く声が大きいい。それでは教会は発展しない。先ず司祭が福音のメッセージを自分のことばにして発信することが求められている。司教のせいにしたり、信者のせいにするのではない。「あなたが変われば鹿児島は変わる」と叫んでいた自分を恥ずかしく思った。司祭自身が変われば変る。今は、百パーセントそう思う。もっとも、誰かを責めているのに変わりはないが・・・。

それにしても、迫害当時の信徒中心の教会の姿こそ、今、回復しなければならない。はじめに司祭ありきではない。はじめに信徒有りき。これをどう具体化できるかが問われている。殉教者の教会と平和に慣れた組織バッチリの教会は同じ線上の教会。いや、もしかしたら、違う線上を歩んでいるのではないのか。後戻りできない、深みにはまってしまった現代の教会。ふと不安になった。講師の司教様が言われた。それでも、「後ろ向きjの発想ではなく常に前向きの発想で・・・。」音声公開のお許しもの頂いているがうまくいかない。

昨日と今日走った新都心公園のランニングコースはゴム製のレンガ敷き。脚に優しく多くの人が歩き、走る。しかも、ホテルから数分の距離。モノレールにしてもこの公園にしても、公共のものの立派さは鹿児島をしのぐ。米軍基地の75%は沖縄にあるというからその見返りとしての日本政府の思いやり?

半そででは涼しすぎるぐらいにしのぎやすい沖縄に面食らっている。

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