異色堅信式
新幹線リレーつばめならぬ「新幹線リレー直行バス」。鹿児島―加世田をノンストップ、1時間で結ぶ。午前と午後に1便ずつある。「加世田まで泊まりません!」今回も運転手さんが力強く繰り返した。幸い、前回のような、ボクみたいな“思い込み乗車“はなく安泰。
レ・ミゼラブルを読んでいるうちにあっという間に着いた。マリア様の照明が自動点灯を始めた頃だ。前泊で、持ち寄り夕食会付というのが加世田訪問の定番になりつつある。6人ほどが来てくれた。
明けての今朝9:00の堅信式ミサは地元の二人に久留米、熊本から一人ずつの4人とその家族や友人で小さな聖堂は一杯。奥さんがフィリピン人ということもあって、フィリピン人司祭の司牧範囲は教区を超えて幅広く、今朝の堅信式がその証。そうそう、地元二人の中には、奥さんが熱心なベトナム出身という人も。ミサ後の記念写真もなかなか終わらない。これも、もう慣れた。
加世田の特徴はもう一つ。小教区訪問のミサに司教の説教はつきもの。然し、その常識が覆されたのはさる10月の運動会見学訪問ミサ。久しぶりの訪問とあって、説教も準備万端?主任司祭による福音朗読が終わって、イザ!と勇んだその時、「オッスワリクダサイ…」に焦った。「アノー、ボクの出番では?」かなり混乱したものの、しっかりした日本語を駆使しての格調高い説教に、我が高慢を恥じた。
で、今回も、そのことはすっかり失念していたわけだが、堅信を受ける人数の確認のために電話を入れた。「4人ですが、説教は私がしましょうか?それとも…」通常の日本人司祭とは質の違うこの質問に、前回のアクム?が蘇った。「ア、イヤ、神父様がしてください。」今回は早めの確認ができたため、広げていた聖書と典礼を閉じた。ミサ前の赦しの秘跡も楽しかった?
「私には罪はありません。」「あなたは、夫婦げんかをしたことはありませんか?」「神父様、私は隣の郡山ですよ。」アメリカ人宣教師が思わずクスッとした。「告解場で信者を笑ったりしていいモンかね。」生涯独身を貫いた叔父の、周りに促されてしぶしぶ出かけた年一回の赦しの秘跡の思い出が蘇ったからだ。今回も、神様は両手を広げて、「マ、いいか」と片目をつぶってくださったに違いない。
お昼前に早めの帰館。2:00、走りと競歩のコンビネーション走法、1時間半。
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カトリック教会の司教や司祭に腹を立ててばかりいて
申し訳ありませんと告解してゆるしをいただいてきましたから、
わたくしもこころしずかに降誕祭を祝えそうです。
わたくしどものために働いてくださってありがとうございます。
Buon Natale e Buon Anno!