自由への道は遠く
【今日配信のCathNews*Asiaより】ダナンといえばベトナムの中部。カトリック信者は約65,000人。
平和なコンダウ小教区が横暴極まりない県の方針に猛然と立ち上がった。
リゾート開発の波はベトナムにも押し寄せ土地の価格はうなぎのぼり。そんな中で当局が目をつけたのが海岸沿いの風光明媚な135年の歴史を誇るコンダウ小教区の地域。移転に伴う補償費の約束もないまま住民に立ち退きを決定したのが今年はじめ。もちろん信者たちは応じることはできないと反対。
しかも3月以来教会から1キロ離れた教会墓地への埋葬も禁じられた。悲劇はついに起こった。去る5月4日教会墓地に向かう葬儀の列の行く手を500人もの警官が遮った。1時間近くもみ合った結果59名が逮捕され数十人が怪我を負うことに。
5月17日、当局側は6名を公務執行妨害罪で告訴する旨を教会に通達。一方、ナムさんと何人かの信者が警察に呼ばれ、6名の告訴に協力するよう求められたがもちろん拒否。そこで繰り返された脅しと殴打はまるで拷問。先週3日(土)ついには釈放。しかし、ナムさんはその数時間後死亡。43歳の働き盛り。
ベトナム政府はカトリックに理解を示しつつあると聞いていたのに現実はどうやら違うらしい。こんなひどいことを放置すべきではない。世界に情報発信して外圧によってでも阻止しなければならない!自由への道の遠いことよ!
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