訪問は楽し
10:00時の大勝教会も9年ぶり。新しい顔ぶれ3名。7年前に越してきた夫婦と視覚障害の女性。
大勝教会の信徒の1人が立ち上げた視覚障害者の集い「ホープファミリー」のメンバー。プロテスタントの信者だがお互いにミサや集会に行き来しているという。民間のエキュメニカル(教会一致)運動だ。周りが気を遣いすぎることもなくごく自然なのが良かった。
会食の中での話は教区神学生を巡って鹿児島教区四方山話といったところ。高齢化に不安を抱く声にはさもありなん。しかし、例の洗礼を受けた人の数だけランプがつく機械の話をした。煙に巻いた感がないわけではないがいつも前向きであって欲しい。ともあれ、直接語りかけるのは手ごたえがあっていい。なによりも、小グループでのミサは司牧訪問という名にふさわしい。島口を交えての歓談はヤマトチュ(本土の人)の主任司祭には少し気の毒だったが・・・。
1時間あまりの午睡の後、三番目の訪問地嘉渡(かど)・秋名(あぎな)へ。風光明媚な龍郷湾沿いに北上。
夏の朝は早い。白い砂浜に青く澄んだ海。背後の山からは小鳥のさえずり。車を止め海岸に腰を下ろして朝課を唱えて6:30のミサに向かったものだ。赴任一年を迎えた主任司祭もお気に入りのコースだという。
やはり9年振りとなる教会のたたずまいは宣教百年を越すだけあって風格がある。写真を撮っていると見知らぬ男性がやってきたので早速島口で声をかけた。なんと、38年前新司祭として赴任した当時の青年!定年を迎えた機会に数年前都会からUターンしたという。もう一組の夫婦は初対面。若い親子3名も。最も高齢化が進んでいるはずの教会に新しいメンバーが!教会はやはり生きている!
ともあれ、前の前、昔の司教様のミサでのナガバナシは有名だったが久しぶりに会う信者たちにはついナガバナシになってしまう気持ちが分かるような長い説教だった。しかし、会食の締めくくりに話されたご婦人の感想にまたも手ごたえを感じた。これだから訪問はやめられない?おだてりゃブタでも木に登る?久しぶりとなる司教来訪に庭の草刈から好物のカシャもち作りと総出で数日費やしたらしい。釣り上げたばかりの高級魚ハーズィンの刺身も。ふるさとの人々の心意気は健在。
7:30過ぎ帰館。働き者の主任司祭は焼酎片手にブログを書くボクに構わずブイジュ祭の準備に余念がない。9:00、7つの巡回教会と集落の人でにぎわう。晴れるといいのだが。
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我が巡回教会でも、数年ぶりにミサをお捧げくださって感慨無量でした。「ようこそ」
よりも、「おかえりなさい」といった感じでした。司教様の司牧時代がよみがえって、大変懐かしかったです。あっという間の時間でしたが、しっかり愛情をそそいでいただいて、お説教もいつくかの言葉が心に留まりました。これらを足がかりに、前進します。みなさん元気になりました。ブイジュ祭も天気に恵まれて素晴らしかったです。心より感謝申し上げます。御多忙な日々だと思いますが、お体には充分気をつけられてお元気にお過ごしくださいませ。心からの感謝と祈りのうちに!!!
おかげで濃厚な関わりが持てた司牧訪問でした。
皆さんの熱き心に打たれました。
喜んでもらって嬉しいです。