非効率こそ教会原初の姿?
効率的会社運営、と言われても門外漢のボクには良く分からないが、“非効率経営の時代”というタイトルの特集記事には思わずページをめくった。
ボクもよく利用する電化製品の大型量販店に比べて価格も割高の町の電気屋さんが大奮闘。その本社が東京から遠く離れた鹿児島県の、しかも「辺境に位置する鹿屋市」にあるというので一層興味をそそられた。鹿屋市が辺境だったとは驚いたが、発行部数33万部を誇るビジネス週刊誌が注目したのが嬉しかった。
それはともかく、「売らなくていい」というのが創業者の経営理念。具体的には「めんどうみ活動」を推奨するのだという。顧客の面倒をこまめに見てあげる。買い物や掃除など関係ないことを頼まれても快く引き受けるという。そういうことを非効率と呼んでいるらしかった。
脈絡はないがふと思った。教会は効率的それとも非効率的?まず、一堂に集めてミサを捧げるやり方は効率的と言えるかも知れない。元気な人は参加できるとしてもそうでない人は除外されている。そこで在宅の病気の人や介護に当たる人々のため、また外出がままならない人々のために家庭ミサを推進することに。そして小教区のどこかで日曜日はもちろん毎日のようにミサが捧げられる。懇意にしている近所の人々も招かれる。同行したボランティアが掃除をしたり買い物をしたりする。
招かれた人々がミサの意味は分からなくても痒いところに手の届くような教会のサービスに感動してやがて“顧客”になる。そのためには現在の司祭数では対応できない。終身助祭数もやはり二桁が必要。レジオマリエはますます忙しくなる。みんながそんな夢を見たら実現するカモ。
非効率こそ実は教会の始まりではなかったのか、と思うからだ。
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Re:非効率こそ教会原初の姿?
夢のある話は、いつも楽しみです。
お願いもあります。
その夢が具体化できますよう、実現のための仕組みができますように!
期待しています。もちろん祈らせていただきます。
ホンダの本田宗一郎氏には藤沢武夫という盟友がいて、財務担当副社長の藤沢さんは質問に答えて曰く「ホンダとは宗一郎の夢を実現する会社」と言い放ったそうです。