広島原爆投下75年目の今日、子どもたちに伝えたかったこと

それでも!Blog

リトルボーイ

30分近い話を聞いてくれた

30分近い話を聞いてくれた

「小さな少年」が広島に投下された原子爆弾につけられた呼び名だったことを今日知った。「広島原爆の日なので10:30から子どもたちに話してください」との突然の申し出に面食らった。慌てて調べてみて最初に知ったのがこの呼び名。子どもたちに話したものか戸惑ったが話すことにした。それにしてもアメリカの真意は何だったのかと思う。開発当初のものよりも小さかったからという説もあるらしいがよく分からない。ともあれ、卒園生の小学生もいたが、幸いにもというか、英語の音には不慣れのようでぴんとこないようだったのでほっとした。

日本の罪

日本は昔はとっても悪い国だったんです。中国ともロシアとも戦争して勝ったので自分たちが一番強いんだと威張っていました。そして、世界で一番強くなろうと思ったのでアメリカにも爆弾を落としたんです。勝てると思ったんです。ところが、アメリカは、日本をやっつけるためにいままで誰も見たことのない強い爆弾を作りました。*以上創作。それが、75年前の今日、広島に落とした原子爆弾でした。広島の町の上空600mで爆発しました。あっという間に11万人の人がなくなったんです。すかさず子どもたちが「わあー!」と反応した。少し説明した方が良いかと思う。数のオシゴトで千の立方体というのがあって、10個のビーズがついた10センチほどの銅線を束にしたものだが、大人が手にしても重量感がある。つまり、子どもたちが認識している最大の位が千。だから、11万という数は概念としてはもちろん、かつて聞いたことのない数字。こうした、想定外の数字に対する驚きダッタワケ。「そんな大きさのほどが分かるだけですごいじゃありませんか!」主任先生はあくまで子どもたちの質の高さを強調したいらしかった。ともあれ、こうして日本はやっと戦争を終わることが出来ただけでなく、この75年間どこの国とも戦争したことのない良い国になりました。何しろ、30分近くも話したので、かなりお話風になった。

シャローム

昨日の朝日。みんなの心が輝くように

昨日の朝日。みんなの心が輝くように

今日はみんなに覚えて欲しい言葉があります。「シャローム」という言葉です。言ってごらん。シャローン!シャローンではありません。シャローム。シャローム!そうです。平和という意味です。それは、鉄砲や戦車や爆弾を使って相手をやっつけて威張るることではなくて、強い心になって許してあげたり、認めてあげたりして仲良くすることです。イエス様は、十字架ではり付けになりました。「ボクは悪いことなんかしなかった!」と叫んだりしないで、「神様、この人たちは自分がどんな悪いことをしているのか知らないので許してあげて下さい」とお祈りして息を引き取りました。みんながイエス様のような心になったら仲良くなれると思います。それが本当の平和で、本当の平和のことをシャロームと言います。4年生という女の子が職員室にやって来た。「シャロームはどこの国の言葉ですか。」さすが4年生。そういえばイスラエルというのを忘れたね。しばらくしたら、小学生たちが感想文を書いて持ってきた。「75年間戦争をしなかった。・・・みんな仲良くしてシャローム。」めでたしめでたし。さすが小学生だ。お話の結末をちゃんと書いてくれた。実際はもっと深刻なんだが、子どもたちにはこれぐらいにした方が良いのかもしれない、と勝手に思った。子どもたちのおかげで有意義な記念日を過ごすことが出来た。

 

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