先輩の名言
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ボクには荒れ地にしか見えなかった
表題は50年以上も昔耳にした先輩の言葉だ。なぜか今日のウォーキングでそんな昔の言葉が蘇った。わずか1時間かそこらの間に一番心が動いたのは細い道で軽乗用車をよけたときのことだ。少し右によるだけで十分だとは思ったが、遠目にも高齢者のようだったので反対側の荒れ地に移動して道を大きく開けた。車は減速して近づき窓が開いた。ひと言のお礼を言うつもりらしい、と思って顔を向けると、「コスモスの種をまいたデ入ランデナ。」「エーッ、そうでしたか。どうもどうも。」慌てて小道に飛び出した。親切が仇とはこのことだ。ヤレヤレ。「道路を広げる工事をしています」ほどの立派なものでなくても、「コスモスを植えてます」ぐらいの手書きの立て看があればいいのに。先輩に、歩くことで周りがよく見えないこともあると反論するには遅すぎた。
釣りがいい
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帰りのカニ道で出合ったカニ。今までのと違って走りを辞めて立ち止まり両手を挙げて威嚇した。
その少し先で二車線の車道と合流する。右手の方には川が流れていてちょうど交差点がセメントの橋になっている。正式の名前は記憶にないが、ここがボクの魚見橋。まるまる太ったコイが泳いでいるからだ。いつもより水量が増していて、今日見たのはコイのようなズングリでなくてもっとスマート。いつか捕まえたのを大きくしたような体型で群れをなしていた。「よし、明日は網でなくて釣りで獲ってやろう。」池の一匹がビックリするかもしれない。いよいよカメにとっては居づらくなりそうだが、子どもたちはきっと喜ぶ。
バナナ畑
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台風に合わないといいのだが
さて、もう少し歩いて帰るとしよう。ボクが来てまもなくだったと思うが、新道が貫通した。広い歩道が気持ちいいので良く通る。右手には葦原が広がりその向こうに大型量販店の看板が見えて見晴らしがいい。葦原を埋め立てて出来た道路であることがすぐ分かった。道路下、つまり葦原が始まる辺りには道路に沿う形でバナナ畑がある。今日見ると、何本もの木が実をつけていた。奄美産のものとは違う種類らしく実が角張っていた。
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