しかし毎日のように不備が指摘されている!
今朝の南日の一面トップは「家族名義口座13万件」ーデジ相公表ーとあった。話題にならない日はない。お粗末!そこでまたも思うことは、「デジタル後進国日本!」これは怒りだ。国を守るために慎重でなければならないのは分るが、あの世界一の自動車産業しかり。世界から相手にされなくなる日も近いというではないか!
平和ボケの先頭を行くのは国であり企業ではないのか!1995年だったか、故郷の村の教会に赴任したのは。当時のネット普及率は正確に覚えていないが、「500万人の若者たちが深夜にネットサーフィンを楽しんでいる」という記事は覚えている。この500万の若者たちに「みことばの網を投げたい」と思ったのがネット宣教の始まりだ。
冬休みに祖母の見舞いに来ていた大学生の姪に話した。「オッチャンやったろうか?」国文専攻と聞いていたのであっさり引き受けたので驚いたが、一週間後、手製のハガキにアドレスを印刷して信者に配った。「皆さん50円(当時の切手代)で宣教が出来ます。」やがて反応があった。「米国の子どもからページを見たと来ましたよ!」
日本の、鹿児島の、奄美の片田舎でアメリカとつながる。信者は驚きボクは歓喜した。そんなワクワクする体験はたまらない。率先して国民を鼓舞しようとしない国のトロさ加減が許せないのだ。デジタル先進国の韓国をはじめ経済的には日本の比でないタイの友人にしてもとっくの昔にIDカードを持っていた。
話しを元に戻そう。2015年何月だったか覚えていないが、早速取得したものだ。間もなく、写真付きに更新されたが、これまでの8年間、使ったのは海外送金での一回だけ。あ、市からの呼びかけで人間ドックの日だった昨日、病院の受付で要求されたから2回目となる。それも、紙のものも!思わず「むっ!」
ま、過渡期だから仕方ないのだが、お上から下々の町の病院に至るまでカミガミの信仰がいかに蔓延していることか。カミガミと印鑑の文化から脱してスマートなサインの時代は来るのだろうか。「日本はまだファックスを使っている!」と驚く韓国の友人が聞けばなんと言うだろうか。ともあれ、マイナンバーがスマートに機能する日を気長に待つとするか。
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