美しいストーリー
大阪万博にイタリアから招待された管弦楽団。モデナ・パヴァロッティフィルハーモニーという。歌劇場つきらしい。指揮者は日本人。それが、何故奄美に?
演奏の合間に指揮者が話した。「美しいストーリーがありました。」都会ではともかく、島ではこうした機会はないはず。それを取り持ったのがピーチ航空だったらしい。ほかにも路線があるのに何故奄美?あちこち見て回った中で、「会場に惚れました。」
「音響がよかったのだな」と思ったら、「グリーンのシートが気に入った」からだという。ボクには意味不明。初めて足を運んだ会場なので、改めて前列のシートに目をやった。確かに、新しい感じではあったが。

駐車場を指しているうちにぎりぎりの入場。あれだけの会場に駐車場が貧弱!改善の余地大!
アンコールもシマッチュバージョン
ともあれ、演奏終了時のアンコールは指揮者が、「これまでに一番のノリだった」と喜んだ。なるほど、指笛が飛び出すのは島以外ではないのかも。鳴りやまない拍手と指笛に、演奏した曲目から選んでもらうことに。
素晴らしい演奏の締めくくりに、指揮者が両手を激しく揺らしながら高々と上げた指揮棒をさっと下した。そのとたん、割れるような拍手とともに観客は総立ち。指揮者は感極まったように、しばらく頭を下げた。やがて、演奏者それぞれにも拍手を求めて、引き下がった。
シマッチュが燃えたらエンドレス
すると、前にも増して大きな拍手と指笛のアンコールに演奏者たちも困ったようにソワソワ。今度は、指揮者の提案で、ステージと一緒に、とあおった?ものだから、シマッチュが燃えた。指揮者が両手を高く上げてたたくと会場も大きな手拍子。左手で静止のサインを出すとピタリと止む。確かにステージとの一体感はよかった。
しかし、三度目のアンコールが始まった時はさすがに退場した。指揮者ではなくボクのことだが。あの後どうなったかは知らない。島で一流の演奏会に行った!まだ実感がわかないが、島の人にとっては歴史的な慶事と言いたい。書きたいことはまだあったのだが。

今年何度目の開花か。本命の聖書の庭はもちろん、軒下までも我が物顔が憎めない。
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