聖堂ジュウジツ

ゴルゴダの丘を登るイメージ。司教専用小聖堂はもともと司祭たちの懇談用の部屋だった(と記憶している)ものなので、聖堂らしい造りにはなっていない。そこに祭壇を置き聖櫃を置いたことで聖堂らしくはなったが、いつも何か物足りない感じがしていた。どんな小さなお御堂にも必ずあるのが十字架の道行き。最近やっと気がついた。今度の叙階式巡礼のついでにぜひ求めたいと思っていた。

そういうわけで、初日の明洞大聖堂巡礼の目的の一つが十字架の道行きの買い物。大聖堂周辺は再開発でかつての売店跡には6階建ての教区事務所ビルが建ち、元病院のビルの1階と2階が売店センターになっていて、いくつもの教会売店が軒を連ねてその充実ぶりには目を見張った。祭服からカリス、ロザリオにご像、文字通りない物はない。しかし、さすがに所望のサイズの道行きはなかった。仕方がないので、1枚の板に固定された壁掛け道行を求めることに。それを聞きつけたご婦人が、ベネディクト神父さんの叙階式に来られたというよしみで「是非に」と言って支払ってくださった。

明洞大聖堂の夜景ところが、しばらくして、ビアンネ神学生が、「下の店にあります」と教えてくれた。急いで降りてみると、ボクのイメージとぴったりのものがあった!先ほどのご婦人には気の毒な感じもしたのだが、喜びに胸が高鳴った。彼女に見つかると、「それもワタシが…」ということになりそうだったので、大急ぎで支払いを済ました。幸い、上の階で日本人二人のお世話に多忙で発見?されることもなく意気揚々と店を出ることができた。

今日、宮崎での司教さんたちとの新年会から帰って早速セットしたのがこの写真。聖堂としての雰囲気が一段と増した。四旬節が楽しみ。もっとも四旬節を待たずにいつでもできるのだが…。

久しぶりの温泉は、ゆっくりゆったり堪能。気が付いたら一時間近くも過ぎていた。

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