久しぶりに開いたUCANEWS、闇に立ち向かう司教様とフィリピン新大統領

テロに大義名分ナシ

物陰に潜むテロリストと戦う今日の話題は、平和な国ポーランドから南の国へ。昨日26日配信のUCANEWSの一面トップは銃を構えて警戒に当たる二人のフィリピン国軍兵士。アブサヤフ、聞いたことがあるかもしれない。フィリン南部で活動するイスラム武装勢力で、カトリックからの独立を目指していたものの、フィリピン当局とアメリカからはテロ組織と見なされ攻撃の対象に。アルカイダの影響を受けていると言われる。創設者は殺害されたが、ウサマ・ビン・ラディーンとも会っていたという。かつては4000人もいたという構成員は、指導者を失った今では300人ほどに減少し強盗などの犯罪テロ集団として掃討作戦の標的になっている。

人々の苦悩の代弁者

そのアブサヤフに対して、地元の司教さんが立ち上がった。いや、立ち上がったというか、「アブサヤフは、対話のできる相手ではないテロ集団。だから、放っておいてはいけない」と国軍による掃討作戦を力強く後押しされたのだ。それというのも、ついこの間の8月24日、18歳の少年を人質にして、貧しい家族に21.500ドル(2.150.000円)もの高額な身代金を要求し、支払わなかったからというので首をはねて殺害するという事件に対しての怒り。あと20名が人質になっているという。

今度こそ

これまで何一つ有効な手を打って来なかった国に対して、司教様は、少年の殺害を知って止むにやまれぬ思いで声を上げたのだった。「政府はこの集団を壊滅し終止符を打たせないといけない。」超法規的取締りで国民の支持を得たドゥテルテ大統領の反応は早かった。早速、テロ集団の根拠地に対する兵員増強を命じたのだった。「今度こそ、国はやってくれるはずだ。」軍による掃討作戦への司教様の期待は大きい。

光はコルコタから

一方、インドのコルカタ(もとカルカッタ)では、去る26日、市主催の第四回国際マザーテレサ祭が開催された。来る9月4日の列聖式を前に、マザーテレサのメッセージを世界に広め、多くの人々が、彼女の活動とその善き業を知って共感してもらいたいとの思いから実施されることになった。アジアの闇と光。ポーランドで見たアウシュビッツの闇とチェンストホバのヤスナグラ(光が丘)の聖母のことが蘇った。

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