徳山町は人口7000。我が故郷の龍郷町より1000人多い。果樹栽培の盛んな豊かな町。その中心が教会のあるウムナ。真ん中という意味らしいが漢字では書きようがないという。
教会の住所表記も「礼山郡徳山面Eupnae-ri」となっていて面白い。奄美の言葉を正確に書くには英語の発音記号が1番いいと聞いたことがあるが、どこか通じるものを感じて興味深い。
毎金曜日には市が立ち、昨日が金曜日とあって通りは車でごった返して大?渋滞。車といえば、農業の盛んな町としては車が立派すぎる。通りを走るバスはもちろん車は全てピカピカ。それに、いわゆる軽トラックは普通車レベル、乗用車は全て2000ccクラス。家族でやって来て肥料を積んで帰るのは日本でよく見かける大型のワゴン車。
「日本は国としては韓国よりも経済力は上でも国民の生活は韓国が豊か」という評価は本当だと実感した。何よりも住まいの環境は比較にならない。日本家屋の開放性もあるかもしれないが、広い間取りとオンドルのフローリング。我が故郷に思いを馳せると「貧しさ感」が募る。
それに、この10年環境保全の意識が浸透し、かつてのドブ川もあっという間に魚が住み、トンボが群れる清流に変えたのだという。この農業の盛んな地域で!またしても、村の川を真っ直ぐにしてコンクリートの排水溝に変えた故郷の姿が蘇った。豊かさを享受しているのは間違いなく徳山町の人々に違いない。そんな実感を深くしたウォーキングminiツアーだった。
午前中のリハーサルを仕切ったのはテジョン大神学校典礼部の面々。堂々と自信に満ちていて頼もしかった。
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