叙階式ミッション3

花束いよいよ叙階式当日。早朝5時ごろ、祝賀会のご馳走作りのために集まったご婦人たちの弾んだ声で目が覚めた。「料理は全て手作り。韓国料理をお楽しみ下さい。」

主任司祭の言葉に、目を細めながら子供達の料理自慢をする父親の風情を感じて微笑ましかった。初めての叙階式というだけあって、司祭も信徒も力が入っているのが分かる。

信徒数1300。韓国では小さい教会。かつての聖心教会が1200。聖堂は意外と小ぶりで聖心教会の半分ほど。その教会が立ち席もできるほどに信徒であふれた。聖歌隊は今日のために練習を重ねたというだけあって、見事なものだった。とくに、連願の先唱者は素人離れして、よく通る声で素晴らしかった。参列者は主任司祭によると「300人以上」。

聖堂正面に目を移すと、十字架の左横には”祝 助祭叙階”、右側には”喜び、祈り、感謝”(1テサロニケ5,16~18)のハングル文字が。ベネディクト神学生の願い。「それでも,喜び,希望,感謝」を思い起こさせるからだという。

ミサは、10数人のテジョン神学校典礼部の神学生たち主導で時間通り、滞りなく進められた。主任司祭がすべてを仕切らなけrばならない鹿児島との大きな違い。10名の司祭団は信者席。ラザロ司教様による説教は分かるはずもなかったが、鹿児島教区という言葉やキド(いのり)という言葉が何度か使われたので、「徳山教会からベネディクト君が司祭となって鹿児島教区で働くことになるのだからそのためにも祈らないといけませんよ。」「 ネー!(はい)」そんな内容だったのかもしれない。

司教さんの質問に、子供ならともかく、大人が一斉に元気良く応答する姿は鹿児島では考えにくい。ミサ後、新助祭の母上、四人の姉上、そして初対面の兄上、数人の親戚と記念撮影。フィリポさんさんをはじめ後援会の皆さんもソウルから駆けつけてくれた。

主任司祭に促されてパーティー会場に入って驚いた。すでに会食は始まっていて、結局、準備していた通訳付きの挨拶もないまま終わった。これも鹿児島との大きな違い。あっさりしていていいのだが…。

会食後、殉教地巡礼。

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