小宿教会

癒しのシンビ2 それでも!Blog
癒しのシンビ2小宿(こしゅく)教会ミサはお御堂一杯の信者たちで溢れた。5つの巡回教会から集まったからだ。

背筋ピンで、目も耳も健在のご老人は99歳。名瀬の町までバイクに乗って野菜を売りに行かれる現役。洗礼を受けていない家族同伴の信者も何人かいたり、「お休み中」と頭を掻くお父さんがいたりとオープンな雰囲気がいい。

中でも目を引いたのは長身の若者。日本人離れした風貌は明らかに外人。しかし、信仰宣言は訛りのないはっきりした日本語。聞けば、中国人の大学院生。「信仰と奄美の生活」のテーマで学術調査中とか。奄美に来る前からの求道者だがなかなか洗礼に踏み切れないらしい。それでも、ご婦人たちに混じってお茶の準備にいそしみ共同体の立派な一員。午後からは山間(やんま)教会の奉仕作業に行くという。

確かに高齢化は進行中だが、幼い子供たちも数人いて、新しい風を感じた訪問だった。

訪問といえば、奄美に行くときはもっぱら、レンタカーを利用する。運転中の楽しみが島口(シマグチ)連発の奄美FM。ある時間帯だけというのでなく、番組全体を通して、奄美で普段使われている言葉がそのまま縦横無尽。

ちなみに、今日の昼過ぎの番組はヒマバン ミショシナー?(昼ごはん食べましたか?)という1時間もの。町の文化センターで開催中の農業祭の特設スタジオには奄美でソバ栽培に挑戦している人が招かれたり、献血の呼びかけがなされたり、地元紙から旬のニュースが読まれたりと飽きさせない。時間によっては奄美の民謡をたっぷり聞ける時も。

奄美以外でも聞けるというが試したことはない。

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