ME弱小国は救い主誕生をもたらした弱小国ユダヤの国にも似て神の意志が働いた

アジア代表選出

長丁場の選挙の翌日は恒例の遠足。コロンボ大司教区カテドラル横の観想女子修道院で。

MEアジアの加盟国は現在12カ国。3年任期の代表チームが世界会議に派遣される。今年はそのアジア代表チーム改選の年。MEの選挙は独特。先ず、各国がこれはと思われる夫婦と司祭をアジア代表に推薦する。アジア代表は推薦された夫婦と司祭に推薦を受け入れるかどうか打診する。受諾した場合は、MEの活動経歴や推薦を受諾した理由を書いてアジア代表に送る。それが各メンバーに配布され本番のための判断材料になる。

巨人と互角に

今回は、最終的には日本とインドの夫婦とフィリピンとインドの司祭が推薦を受諾した。もっとも、日本の場合は固辞したもののアジア代表からの熱い説得に屈したようだが、最終的には祈りによる識別によって決めたようだ。別に選挙運動みたいなものがあるのでもなくきわめて静かに進行する。強いリーダーシップのあるインド代表が有利かと思いきや得票数が拮抗したため条件を満たすまで1時間あまりも再投票が繰り返されることになった。その結果、日本チーム夫婦が次期アジア代表となり、同じ手法でなされた司祭の選出ではフィリピンの代表司祭が選ばれた。

日本MEの夜明け?

今回のアジア会議終了後引き継ぎがなされ向こう3年間にわたって新体制下でのMEアジアが始動することになる。いずれにしても、一番小さな団体からアジア12カ国の代表夫婦を世界会議に送るというのは日本MEにとっては歴史的なこと。それにも増して驚いたのは、言葉の問題にしても押しの強さにしても申し分ない夫婦ではなく、真逆とも言っていいほどに控えめな日本人夫婦に対する信任の厚さだ。

神様のせいだから

「みんなが2人を奪ったから日本チームが壊れた。今後日本はどうすればいいのか。みんなの責任は大。」「神様の業だから心配することはない。僕の体験からかえって日本の元気が復活するよ。」ミンダナオでの体験を話しながら現代表の2人が励ました。そうなるといいのだが。

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