雄大な桜島の麓豪華夕食付に110名が燃えたNWMinレインボー桜島

山の麓で

マグマ温泉の名に惹かれて多くの利用者で車が絶えない

日本列島最南端の地、鹿児島まで、飛行機を乗り継ぎ、はるばる札幌からも6名が参加するというこの吸引力は何なのか。参加者の中には数名、洗礼を受けていない人もいた。毎回抱く感想だが、答えは「若者たちによる若者たちのための若者たちの集い」だから。そして、やはり毎回抱くもう一つの感想は、「日本の教会の未来は明るい。」今回新たに抱いた感想は、「新しい宣教の姿がここにある。」

気分はリゾート

一泊二食付9000円也。今回は特別に7000円!

従来、会場は研修センターなど若者対象の施設が主なものだが、今回は鹿児島市が運営する国民宿舎。雄大な桜島が目の前に迫り、目を転ずると穏やかな錦江湾が臨めるという立地条件の素晴らしさもさることながら、何よりも若者たちを虜にしたのは1人1人に配膳される豪華な懐石料理の夕食と五つ星のホテル並みのバイキングの朝食。これまで苦労して準備にあたった鹿児島のスタッフたちにとっては、プログラムの受けの度合いも気になるところだろうが、これだけのおもてなしを整えることができたことに報われた思いがしたに違いない。

今、静かな桜島が熱い

陽光が立ち上る姿にふとシナイ山を思わせた

翌朝6:50のラジオ体操は鹿児島弁。我がシマグチラジオ体操は聞いたことはあるが、地元言葉でのローカルバージョンが流行り?朝食後、「これからフェリーで本土に渡ります」という案内に、一瞬鹿児島にいることを忘れた。「対岸に…」でよかったのに。日曜日のせいかと思うが、車は一階と二二階にも。利用者はそれほど多いとは感じなかったが、桜島側では車両用かと思われる搬入路が建設中だった。利用者が多いのは、嬉しいことだ。

徒歩巡礼

迫真の演技は聴衆を魅了。ヤジロウが人を殺めたことを後悔している。

ザビエル様上陸記念碑まで徒歩で移動。説明がある風でもなかったので気をもんだが、なんとヤジロウがザビエル様を鹿児島に案内するまでのいきさつがスタッフによて演じられるというサプライズが用意されていた。ザビエル教会まではやはり徒歩。道々、鹿児島にまつわる様々な質問によるクロスワードパズル。ケイテナイジンの答えを得て「ヤッター!」。薩摩水軍の軍港跡やザビエル様と任室和尚が対談した福昌寺跡にも立ち寄れたらと思ったが、炎天下の徒歩巡礼は都会派の若者には無理だったかもしれない。

ここでもオモテナシ

お昼はなんと奄美のケイハン。谷山教会のご婦人たちが総力を挙げて腕を振るってくださっただけあってお代わり続出の嬉しい悲鳴。

東京にバトンタッチ

ミサ後の閉会式で東京にバトンタッチ。

2:10、閉会ミサ。ミサ後、次回NWMについての発表がなされた。東京教区担当だが、埼玉、横浜三教区合同での開催だという。そして、開催地は横浜という従来とは違うパターン。定員は120名。「早速準備に入ります」と力強く決意表明もなされた。引き続きなされた聖年連絡協議会で2018年の8月にはWYDの日本バージョンともいうべき日本カトリック青年大会開催が決まったという。その年の9月にはMEアジア会議が鹿児島で開催されることになっている。日本の教会の静かな躍動を感じた。穏やかな桜島が次の噴火に備えてマグマをためているかのよう。山は怖いが、こちらは期待したい。

*説教音声は録音不備でアップできませんでした。

 

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