11月1日といえば諸聖人、諸聖人と言えば国の休日、休日と言えば警察

死者の月

フィリピンでも!今日は諸聖人の大祝日。記憶が定かでないが、確か、カトリック国では国の祝日になっているとか聞いたように思う。神学校では休日だった。フィリピンでは四日間の連休の最終日とか。日本でも毎年盛り上がっているようだが、この時期フィリピンでもハロウイーンが盛んになってきているという。それはともかく、明日は死者の日というのもカトリックの典礼歴では世界共通。奄美では、11月は死者の月だからというので死者ミサや墓地の祝別で大忙しだったのを覚えている。

物々しく諸聖人

墓地と言えば、フィリピンでもこの連休中は、里帰りをして墓地での祈りが盛んに行われるという。死者の日の2日ではなく、諸聖人の祝日の今日がお墓参りの日でごった返すらしい。数百万もの人々が故郷や墓参への移動を始めるのが10月29日。日本のお盆のような状況になるらしい。日本と違うのは、事故や犯罪の危険性も予想されるからというので?、マニラでは10,000人もの警察官がバスターミナルや空港にフェリー乗り場、そして墓地や教会に至るまであらゆるところに配置さたという。

偽司祭出没

教会当局の心配は別にある。それは、偽の司祭が横行すること。「司祭の服装をしたひとがお祈りやお墓の祝福をした後でお金を要求するようだったら偽の司祭だからご用心」という警告を出しているという。カトリックの司祭は、墓地での祈りでお金を要求することはないからだ。もっとも、奄美では、墓地の祝別の後信徒代表が集めた謝礼を持ってきてくれるのが常だった。ここだけの話だが、本来なら本部にプールすることになっているが、小さな私的アジア基金に横流ししていた。お蔭で、タイやフィリピンの貧しい司祭や家族が少し潤ったので、神さまも片目をつぶってくださったものと一人合点している。今だから言えるヒ・ミ・ツ。

身の安全第一に

話がそれたが、フィリピン司教協議会社会活動部門の担当司祭は、連休期間は最大限の注意を払うように促し、「死者のための祈りと共に自らの身の安全も祈るように」と警告を発している。浮かれた感じのハロウイーン熱と共に物騒なことが起こるらしいフィリピンの「オボン休み」って大変そう。無事故、無犯罪の楽しい連休を祈りたい。*出どころは昨日配信のUCANEWS。

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