SNSの世界的弊害
本会議2日目の昨日、各国からの現状分析とカトリック家庭が直面している課題とそれにどう取り組めばいいかの提言が出された。押川司教さんのパワーポイントによる日本社会の分析は爆笑が起こったり一番受けた。アジアの国といえば、かつては、貧しさが議題の中心だったと聞いたことがあるが、インタ−ネットが全世界を席巻した今日、SNSの弊害は国を問わない。改めて、グローバリゼーションの現実を目の当たりにしたよう。今後、教会としてどんな取り組みができるかの話し合いがなされる。
仏教とも仲良し
ところで、昨日の特筆すべき番外編は何と言っても大統領官邸での晩餐会。一行100名ほどが招待されたわけで、どんな場所でどんな宴になるのか想像もできなかったが、その前に、午後からの討議はなしで市内観光。といっても、先ずは聖母大バジリカ訪問。これは、9月のMEアジア会議の時に訪問済み。そして、訪れた仏教寺院は2500年の歴史を持ち、お釈迦様が3度目にこられたという地に建てられていて、最も有名な巡礼地だという。バスを降りたら靴を脱ぎ、裸足で100mほど歩いた。帰りには美味しいおやつのおもてなしも。お礼にコロンボの大司教さんから大きなプレゼントが送られた。
バスでの交流も楽しい
いよいよ大統領官邸に向かうというので司教の正装に着替えた。バスで乗り合わせたインドネシアの司教さんが食事の時間を聞くので「8時ですよ」と答えると、「8時?信じられない!」。「晩餐会8時」の案内がレストラン横のモニターに出ていたのに、物知りそうなわりには疎いところがあるようで、親しみが湧いた。コロンボの中心街は開発が進み、天を衝く高層ビルが立ち並び、MEで知る貧しいスリランカのイメージはない。
大統領とも仲良し
バスは7時に到着。屋外のドーム型特設会場は天井が銀白色のカーテンで覆われ豪華に見えた。ボランティアに駆り出されたカトリック大学の学生たちの案内で席には着いたもののいっこうに始まる気配がない。8時前になってようやく会場がざわめき、大統領が 入場された。着ているものも政治家らしくなく質素な感じで風貌はサラリ–マンを思わせた。挨拶では、大司教さんとも個人的に親しく相談にも乗ってもらっているといことだった。聞くところによると、洗礼を受けているものの、大統領になってから仏教に宗旨替えしたという。一貫性のなさにいかがなものかと思ったが、仏教徒が70%だと聞けば分からないでもない。ともあれ、海軍軍属舞踏団による4種類もの民族舞踊が延々と続き、会食が始まったのは9時過ぎ。そうそう、日本の大使の紹介も受けた。日本びいきの国と聞いた。車も80%が日本製だとか。日本とのより良い架け橋になる働きを祈りたい。ホテル帰還は11時過ぎ。
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