春爛漫でも
昨日は終日雨で大口明光学園での会議に車を走らせるのは気が重かったが、空港前の高速道路の土手に植栽されているコデマリの並木が満開で心を和ませた。そして、今日の日曜日は朗読奉仕者選任式を祝うかのような気持ちのいい快晴。で、ミサ前に洗濯をして屋外に干し、少し歩いたが屋上を渡る風はまだ冷たかった。
二人も選任
それはともかく、朗読奉仕者に選任されるのは、徳之島岡前(おかぜん)教会の池上さんと諏訪神学生。池上さんは、もう一人の終身助祭が現役とはいえ、94歳という高齢を迎えているため、数年前から主任司祭から熱い要望が寄せられていたもので、やっと今日の運びとなった。5月に祭壇奉仕者に選任されて来年の3月には徳之島の母間(ぼま)教会で終身助祭に上げられる。かつては10の教会を擁し500名ほどの信者で賑わった徳の島だが、現在、主日のミサに参加できる人は全部で60名ほどだという。「結婚式はなく葬式ばかりです」と聞くと心が痛むが、「それでも 喜び・希望・感謝」で頑張ってほしい。諏訪神学生は、やはり来年3月の助祭叙階を経て3年後2020年のオリンピックイヤーに司祭叙階となる予定だ。二人のためにたくさん祈りたい。
春は張る
ところで、自然界はすでに花の季節でも春まだ浅く桜の開花もまだ。そんな中、聖書の植物の庭も活気づき、我らがアーモンドは1輪だけ開花。あとに続けとばかりに開花を待つつぼみが赤い顔を出してはじける直前。今年は豊作の気配。そういえば、春は「張る」から来ているとか。動物は冬眠から覚め、枯れ木の様相だった木々が緑の芽を吹き、命がみなぎるこの季節を古代の人々が「張る」と呼んだのも分かるような気がする。ミサ後教会学校の終業式。リーダーの一人が関西の大学に進学するというので主任司祭が小さなプレゼントを渡した。人の世界も故郷を離れて伸び伸びと張る。チョットクルシイかな。
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