若きリーダー
ジュン・シンチュル司教、と言われても誰のことか日本人には分かりようもないが、鹿児島教区とは関係大有りの司教様だ。むしろ恩人ともいえる教区と言えばインチョン教区。その教区の司教様。もう一人、チャ神父様と言えば、司祭なら「ああ、あのタンポポ宣教の…」と頷くはずだ。数年前、三教区合同黙想会だったか、指導をお願いしたが急病でキャンセルとなり、代わりに通訳のシスターがメッセージを送ることになったあの神父様だ。
インチョンからの情報誌
そのチャ神父様が主宰する司牧研修所発行の「カトリック司牧情報」という月刊誌が毎月届く。数か国語に翻訳発信される評判の雑誌らしい。その表紙を飾るのは聖職者と決まっている。数週間前に届いた7・8月合併号は少しはにかんだような笑顔のj・シンチュル司教様。昨年5月30日に急逝されたボニファチオ司教様の後継者というだけでなく、ソウル、スウオンについで三番目となる50万もの信徒を擁する巨大教区の若きリーダーとして注目されたのだと思う。
養成の要はWYD
そういうことはともかくとして、いくつもの質問に答える中で目を引いたのは彼が、若者とくに十代の若者たちの信仰養成に力を入れているという点。しかも、2019年、パナマで開催されるワールドユースデイに向けての準備のために1千万円の予算を付けたのだという。プロジェクトの詳細は分からないが、WYDを目指す準備がまず教会内でなされることは大切だが、教区を超えた世界的な広がりの中でのいわゆる”カトリック体験”が必要だという指摘に驚いた。
Youcat→海外研修→2019
というのは、奄美のYoucatに顔を出した5人の高校生たちのことが思われたからだ。彼らは一年生。なるほど、今から2019年のパナマ大会に向けて準備をする。その第一弾が冬休みに貴島神父さんとフィリピン巡礼を計画する。そして、地元の高校生と交流する。こうした体験があれば、「パナマで会おう」と言って別れることができる。再会を目指して英語の勉強にも気持ちが入る。彼らの世話をしている青年部のメンバーは同伴者としてパナマに同行する。こうしてYoucatも盛り上がる。即席の思いつきで描いたプロジェクトだが想像するだに楽しい。夢は大きくだ。ヒントをくれたシンチュル司教さんありがとう。
ME始まる
二年ぶりとなるMEが今日15日夕方から17日午後5時までの三日間、マリア山荘で開催される。今回の特徴は若手司祭が二人も参加すること。日本のME始まって以来かと思われる。将来のチーム司祭の有力候補。しかも、一人は自ら名乗りを上げての参加。夫婦は三組。決して多い参加者数ではないが、神様の壮大な夢と出会う大きな恵みの時となる気配大。だからワクワク感も大。そろそろ出かけるとするか。皆さんの熱いお祈りをお願いしたい。
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