元気印の中国教会
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威容を誇るカテドラル
今日は恒例のお楽しみ1日遠足。12時、鹿児島と同じザビエル様に捧げられているというお隣スチョウ教区のカテドラルでミサ。中国ME代表司祭のドミニコ神父さんの上海神学校時代の同級生というヨセフ司教様に親しみを感じた。信徒数9万と聞いたので、「大司教様ですか」と聞いたら即座に否定されたので「普通の…」と返したら笑いながら同意された。50代後半で 中国では若手。
新婚さんのメッカ
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遠目にも白いベールが
カテドラルとその周辺は、湖に面しているということもあって風光明媚。結婚する2人の人気の記念写真スポットでもあるそうで、カテドラル前の広場や広場に上がる数十段の階段は格好の撮影場所。数組のカップルが式場から出てきたばかりの格好でポーズを取っていた。撮影後、長いベールを膝上までたくし上げ、先ほどの笑顔は消え、「ヤレヤレ…」と言わんばかりの表情で引き上げる姿が印象的だった。対岸の公園も、と言っても遠目には草原にしか見えなかったが、やはり数組のカップルで盛況の様子。
特別待遇
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世界で活躍する元日本代表(左)
ミサ後、近くのホテルで司教様主催の歓迎昼食会。そうとは知らず、さっさと着席してビールのサービスを待っていたら、上の席へと進められて移動。司教様が待っておられたことに気がつき、恐縮しながら言われるままに着席。何やら司教様とスタッフたちと早口のやりとりがなされたが、やはり知らんぷりをして座っているとまたも促されて席を立つことに。今度はフィリピン代表のモンセニョールはじめアジア代表の3人と共に別室に案内された。司教がいるというので気を使われたらしいが、思いがけないもてなしに面食らった。
乾杯文化
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カテドラル正面に立つ御心像
お祈りの後、「今日はオレンジジュースです」と言い訳のような宣言?をされて一同高らかにカンパーイ!会食時の乾杯文化にはこの1週間で慣れたものの、アルコールなしの会食でも乾杯が繰り返されるとは!おかげで、お腹はオレンジジュース漬けになった。さすが、司教様ともなるとこんなものかと一種の威儀を感じた。それにひきかえ、MEの無節操?ぶりには笑ってしまう。個人的には全く特別待遇をしないME文化は居心地がいいので大好きなのだが…。そうは言っても、何かというとやっぱり気を使っていると分かるのがアジアのME。愛すべき人たちではある。
やれやれ…
ところで、目的地のは蘇州市までは、11キロもある中国で1番長い橋を渡って2時間のドライブ。明から清の時代にかけて作られたという世界遺産にもなっている庭園の見学。人人人人…。こう言ってはなんだが、日本の庭園を見た者にとっては佇まいの重厚さは評価するとしてもなんだか疲れた。むしろ、庭園を出た場末の様子がむしろホッとして心和んだ。8時の遅い夕食でお待ちかねワイン(とみんなは言うが紹興酒)が供され一同やれやれ。ともあれ、1日遠足、来年は鹿児島。どうしたものか。10時就寝。
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