大きな貢献
久しぶりの吉野教会。目的は9:00のミサとミサ後の信徒との対話集会。外国籍である上に司牧経験の浅い司祭とあって現状はどうなのか信者たちから忌憚のない話を聞きたかった。本人と話していても的外れの自信では困るという一抹の不安もあった。しかし、実際は大違いで、信者たちが主任司祭に対して大きな信頼を寄せ尊敬していることが分かった。「大きな貢献をしておられます」という証言はお世辞でもなさそうで安心した。
信者たちの愛に抱かれて
細かなことは書けないが、主任司祭と一人の信徒とのトラブルを巡って平和な小教区がかつてない困惑に陥って出口の見えない状況を放置できないと思ったからだ。「すべての責任は主任司祭にある」というボクの主張に信徒たちが俄然司祭擁護に回った感もあったことから直接会って確かめたかった。前述したように、それは嬉しい誤算で、主任司祭に対するみんなの深い愛を感じてむしろ感動した。信者たちの優しさに救われた思いだ。二人だけで話した時の彼の言葉が蘇った。「すべてを投げ出して韓国に帰ってやる!」と思ったほどに自尊心を傷つけられ苦しい思いをしたという。しかし、「信者たちの親切と支持があったので思いとどまることができた。」今日そのことが真実であることが分かって涙が出るほど嬉しかった。
信者力は健在
「私たちはみんなあなたの帰りを待っている。一緒にクリスマスをお祝いしたい。」みんなでそんな手紙を書こうということになり、又感動した。誰一人司祭を困らせた相手を非難するでもなく、吉野教会本来の姿がボクがいた当時とまったく変わっていないことが嬉しかった。それにしても、クリスマスには若者と大人二人の洗礼が予定されているという。また、50年ぶりに教会復帰を果たしたご婦人、32年前に結婚を祝福したかつての新婚さんとも再会。年明けには次女の結婚式が予定されている。二代続いての慶事。高齢化は止めようのない現実でも、若者の侍者に若者のオルガニスト。まだまだ元気だ。
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